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仙龍創乱2  作者: 劉・小狼
第3章
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 第3章 10

 それを訊いた杜闑と孔游は

 「なら、すぐにここから出発しましょう!

今から追いかければ、まだ間に合うかも?……」

 劉・小狼に言ってきた。

 「そうだなぁ……」

 劉・小狼は立ち上がると目の前に突然、現れた

男の子に

 「ありがとう!君のお陰だ。これは少ないが

食べてくれ!……」

 と言うとまだ全然、食べていない食べ物をあげた。

 劉・小狼がその男の子の前から立ち去ろうとしたその時、

その男の子の腕から流れる血を見つけた。

 「坊や。その怪我……」

 劉・小狼が目の前の男の子の腕から出ている血を

言おうとすると

 「さあ。行こう!……」

 杜闑が劉・小狼に声をかけた。

 杜闑の声に劉・小狼も男の子の前から立ち去ろうとしたが

男の子の腕から流れている血のことが頭を過ぎり、

 「少し、待てくれ!」

 杜闑に言うと男の子の前に引き返し、

 「坊や。腕の怪我を見せてみろ!」

 男の子にそう言った。

 男の子は何も言わずに劉・小狼に怪我している

自分の右腕を差し出した。

 劉・小狼は鎧の下に着ている服の端を引き裂くと

その布で男の子の怪我の手当てを行った。

 「さあ。これで良い! じゃあな!……」

 劉・小狼は男の子の手当てを終え、

男の子にそう言うと杜闑らの方へと歩き出した。

 劉・小狼が手当てした男の子から離れようとしたその時……


 「お主の優しき心に心を打たれた。

これからお主に力を貸そう!……」

 男の子はそう言うとまるで幽霊のように

その場から姿を消したかと思うと今までいた男の子の所に

三叉の矛先と大きく湾曲した大刀が現れ、

劉・小狼のもとに飛んで来た。

 その三叉の矛先と湾曲した大刀は劉・小狼の腰に携えている

龍牙神と共鳴し、淡く光り出した。

 劉・小狼はその二つを懐に入れると

 劉閣らが向かった深い霧の方へと向かった。

 暫く、劉・小狼が深い霧を進むと深い霧の幻影で劉閣らは

お互いに傷付けあっていた。

 お互いに傷付けあっている劉閣らを見ながら

 「あいつ等、お互いに潰しあっておるぞ!……

さあ。我らは先を急ぎましょう!」

 杜闑は劉・小狼にそう言い、その場から歩き出そうとした。

 劉・小狼も劉閣らの事を気にしながら、

その場を歩き出そうとしたその時……

 劉・小狼が腰に携えている龍牙神が淡く、輝き出した。

 その龍牙神は劉・小狼に目の前にいる劉閣らを

 『助けよ!……』

 と言っているようで劉・小狼は思わず、その場に

立ち止まった。

 劉・小狼はさっき、助けた男の子が変化した

三叉の矛先と湾曲した大刀を取り出すと

 「我に力を貸し、我の願いを叶えよ!」

 と言い、劉閣らの方へとその二つの武器を投げた。

 劉・小狼が投げた三叉の矛先と大刀が放った淡い光と共に

劉閣らを苦しめていた幻影は消え去り、

劉閣らの魔女の闇の呪縛から解き放った。

 闇の呪縛から解き放たれた劉閣らはその場に力なく、倒れ込んだ。


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