気まずい雰囲気
無事に二人きりの空間から生還した私。
学校に行ったら加奈に文句言わなきゃ。
加「あ、菜々花おはよ」
菜「加奈さーん"おはよう"じゃないんですけどもう"こんにちは"ですけど?!」
こいつ…遅刻してきやがった
加「あはは 菜々花はいつも元気だね〜良いことよ」
菜「はい?」
加「私ね昨日徹夜して考えてたんだけど…」
菜「徹夜?!何を?」加「これなんだけど…」
なんか資料でてきたよ。
異常に分厚いんだけど…
加「菜々花とモサ男のデート作戦なんだけど…」
誰か〜マシンガンplease
菜「こんなくだらない事してたの?徹夜して」
加「そーそー!」
菜「…馬鹿だ」
加「でね、初デートはやっぱり遊園地が良いと思うの」
菜「…なんで?」
加「私が見張っててもバレな…じゃなくて、楽しいでしょ?」
嘘つきは泥棒の始まりってばあちゃんに習わなかったのかな?
菜「ていうか、なんで私たちがデートに行く前提になってんの?」
加「え…行かないの?」
菜「なにも決めてない」
加「決めなきゃ!今!」
菜「今?!」
加「3組までいくよ!」
校舎反対なんですけど
加「昼休みおわる!」
菜「わかった」
3組まで来ちゃったよ
加「モサなべー!」
拓「モサなべ?!」
加「菜々花!」
拓「どしたの?」
やばい
目合わせれない…
菜「えと」
拓「?」
菜「…今度暇な時デート行こ」
拓「…」
返事なし?!
どうしよ…
よし、帰ろう!
拓「まって!」
ガシッ…
手…つかまれてる?!
菜「ぎゃぁぁぁあ!」
拓「あ…ごめん!」
加「なべお馬鹿ね〜」
なべおって…
加奈さん。あんたの方が馬鹿。
ていうか…びっくりした
死ぬかと思った…
菜「ご…ごめんね」
拓「いや気にしないで」
菜「うん…」
人目がイタイ…。
そりゃああんだけ叫べば皆注目しますよね…
キーンコーンカーンコーン
予鈴だ…
菜「またメールする!」
拓「…うん」
加「菜々花…大丈夫?」
菜「私は大丈夫だけど」
加「なべお顔死んでた」
菜「…」