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三十八話 「外で集めてきた情報をお伝えしたいのですが。歩きながらでかまいませんか?」

 出張から帰ってきたエルトヴァエルは、予想外なことになっていた見直された土地の惨状に絶句していた。


 まず、そこら中に居るゴーレム。

 魔法技術である念話を専用に改造した特殊な通信方法で、タイムロスなしの文字通りのリアルタイムで全てのゴーレムが繋がっていた。

 ゴーレム自体も「泥をゴーレム化する魔法」「陣形を刻んで発動させる魔法」「石に術式を刻んで発動させる魔法」など、複数種類の魔法によって作り上げられていた。

 何種類かに分けられてているゴーレム達の、一番単純なつくりのものでさえ、いくつかの国の秘技や機密技術が幾つも詰まっている。

 幾つもの技術が融合しすぎて、完全に別物の新しい技術として成り立っていた。

 たとえば最低限で土彦自身はまだまだ実験段階だという「マッドアイ」を作る技術を売るとしよう。

 他の大型中型の技術を省いて、完全に「マッドアイ」のみだとして。

 兆単位の取引になる。

 恐らく、ではない。

 絶対に、だ。

 何せ魔法技術と言うのは、数千年数百年かけて各国が作り上げてきたものなのだ。

 地球で言うならば、「コンピュータ」を開発したというのに等しい。

 言うなれば土彦のしたことは、いくつかの異文化惑星の技術を纏め上げて、それらを完全に上回る何かを新しく作り上げた行為に等しい。

 それをやった土彦自身は「まだまだ未完成な上に拙過ぎて情けない」と言っていたが。

 どうも彼女にも赤鞘の影響を受けているようだ。

 妙に細かいことが得意で、凝り過ぎて最終的にとてつもない物を作ってしまう日本人的な所とか。

 それでも彼女自身は「まだ組み合わせて使っているだけなので、これからもっと改良するつもりだ」と言っていた。

 とりあえず土彦を正座させて小一時間ほど「正しいガーディアンのあり方」について語って聞かせたエルトヴァエル。

 だが、土彦は終始「あっはっはっは」と笑っていて、まさに馬耳東風といった様子だった。


 次に、2mほどに大きくなった樹木達。

 どうやら世界樹達と精霊樹達が自分の属性を決めたらしく、あたりは多種多様な精霊で溢れていた。

 精霊を集める樹木と言うのは、基本的に自身が地面から吸い上げた魔力や力を空気中に拡散させる力を持っている。

 兎角地面の下に集まりがちな力を循環させるという意味では、非常に頼りになる存在だ。

 赤鞘のような神様が居るのであれば、あまり意味が無いように見えるかもしれない。

 実際、赤鞘がその気になれば、そのような空間は作り出すことが出来る。

 だが、それを彼ら世界樹、精霊樹がすることに、意味があるのだ。

 彼らは自分が定めた属性の精霊を呼び集める力がある。

 そして、それらにもっとも合う形にした力を発散させるのだ。

 それを得て育った精霊たちは、育ての親であり食事を与えてくれる樹木を守るために働く。

 樹木を守るということは、つまり回りの環境を守るということだ。

 増えすぎた種を間引き、少なくなりすぎた種を保護する。

 時には、外敵を倒すこともある。

 それ自体は、素晴らしいことだ。

 エルトヴァエルもそれを望んで彼らを持ってきたのだから、文句をつけるはずも無い。

 問題は、属性だ。

 たとえば火の精霊は水を嫌う傾向が強い。

 精霊に水をかけても、消えることは無い。

 彼らは火の精霊であって、火そのものではないからだ。

 だが、なんと言うのだろう。

 どうも生理的に相性が悪いらしい。

 寄ると触ると喧嘩をするのだ。

 これは、水と火だけではなく、他の精霊でも起こる。

 というか、ぶっちゃけた話。

 精霊は自分と同じ属性以外の精霊とは、基本的に仲が悪い。

 顔を合わせると、殺し合いとは言わないまでも、言い合いや殴り合いになることは多い。

 見直された土地の樹木達に引き寄せられた精霊たちも、ご他聞に漏れず揉めまくっていた。

 流石に神様や樹木達の前でするのはまずいとわかっているのか、離れたところで喧嘩をするのだ。

 喧嘩と言っても、其処は精霊たちだ。

 尖った氷の砲弾や、レーザーやブラックホールが飛び交う、かなり物騒な戦争のような有様になっていた。

 エルトヴァエルの高い感知能力から逃れて喧嘩などできるわけも無く、属性精霊たちは全員正座させられた。

 様々な外見、特徴のある精霊達。

 そして、人間社会では契約することが出来れば一国の精鋭として取り立てられるレベルの高位精霊。

 さらには光や闇などの、人間社会では確認されるだけとされる精霊すら、全員正座させられていた。

 もっとも天使である彼女から見れば、全員下っ端なのだが。

 とりあえず、精霊達には三時間ほど説教をした。

 精神とエネルギーだけの存在であるはずの彼らのうち三割ほどが気絶し、二割ほどが記憶障害を起こし、五割ほどがエルトヴァエルへの恐怖で従順になった。

 あくまで理性的に話し合ったエルトヴァエルだったが、どうもそのまえに静かにさせる為に2~3発放った拳が効果的だったらしい。

 ガーディアンであり、事実上見直された土地の最高戦力である水彦が沈黙するほどの拳だ。

 精霊達には荷が重すぎたようだった。

 けっきょく、精霊達は仲良くすることを約束させられ、解放された。

 実際彼らは仲良くなっていた。

 エルトヴァエルへの恐怖の元に団結したのだ。

 どこで何をしてもかぎつけ、鉄拳と長時間の正座と説教を持って制裁する「罪を暴く天使」。

 まさに恐怖の権化だ。

 ちなみにどうでもいいことだが、エルトヴァエルが止めた戦闘は、見直された土地で行われた小競り合いの中では最大の物だった。

 全属性上位中位下位の、総勢数千に及ぶ精霊達が入り乱れての戦闘。

 それは、地面を抉り土を吹き飛ばし、大地を蹂躙しまくる攻撃の嵐だった。

 が、元々荒野で土が硬くなっていた場所で行われた為に、その衝撃のおかげで程よく大地が耕されていた。

 結果オーライということで、戦場でにっこり笑うエルトヴァエルを前に、精霊達は震え上がっていたのだが。


 最後は、エンシェントドラゴンだ。

 存在は知っていたが、まさかこちらから伝える前に向こうからやってくるとは思わなかった。

 土地が開かれたのを知ればやってくるだろうとは予測していたが、それにしても早すぎる。

 聞けば、土地を出てからずっと、定期的に力の流れを監視していたのだという。

 その勤勉さに、エルトヴァエルは舌を巻いた。

 あきれるやら感心するやらで微妙な顔をしているエルトヴァエルだったが、エンシェントドラゴンはそれどころではなかったらしい。

 今にも死にそうな顔をして地面に転がっていたので、一体何事なのかと、エルトヴァエルは土彦に尋ねた。

「ああ。なんでも驚かそうとしただけだとしても、神により選ばれた種族にブレスの矛先を向けてしまうとは。とか何とかおっしゃっていましたよ?」

 不穏当な単語の登場に大いに表情を引きつらせたエルトヴァエルは、早速事情を調査にかかった。

 モノの数分で、事情が判明した。

 アグニーをゴブリンのような存在だと思ったエンシェントドラゴンが、それを蹴散らそうとしたらしい。

 それを聞いたエルトヴァエルは、思わず納得してしまった。

 アグニーは基本ぼへーっとしている種族だ。

 力仕事をしているときは、ビジュアル的には完璧にゴブリンだし、今の生活だと文化レベルも高そうには見えないだろう。

 ゴブリンのような亜人種と間違えるのは、ある意味無理からぬことだ。

 そこで、エルトヴァエルはある提案をした。

 アグニー達に謝ってみてはどうか、と。

 この土地で生きる以上、住民との和解や相互理解は大切だ。

 それを聞いたエンシェントドラゴンは、1も2も無く飛びついた。

 すぐさま翼をはためかせると、一直線にアグニー集落へと飛び立ったのだ。

 慌てて後を追いかけたエルトヴァエルだったが、エンシェントドラゴンの飛行速度は予想よりも遥かに早かった。

 着地時の事を考えてゆっくり飛ぶエルトヴァエルでは到底追いつけない。

 ようやく追いついたときには、既にエンシェントドラゴンはアグニー達の集落に到着していた。

 そして、頭を地面にめり込ませていた。

 頭を地面に突っ込んだドラゴンが何事か叫んでいる様子は、ある意味恐怖だった。

 その上地面に頭を突っ込んでいるせいで、何を言っているのかまったくわからなかった。

 逃げ惑っているかと思われたアグニー達だったが、ドラゴンが自分たちに害意を持っていないことを感じ取っていたのだろう。

 呆然とした顔でその様子を見つめていた。

 地面に頭をめり込ませるドラゴンと、それを見つめるぼへーっとしたアグニー達。

 エルトヴァエルはその光景にめまいを覚えた。

 兎に角このままでは埒が明かないので、エルトヴァエルはドラゴンとアグニー達を広場に座らせることにした。

 見直された土地のアグニー達全員が体育座りで集まり、エンシェントドラゴンを見上げる中、エルトヴァエルは事の次第を説明し始めた。

 自分がその場に居なくても、報告を受ければ正確に事態を把握できるのが、彼女の特技だった。

 はじめはぽかーんとしていたアグニー達。

 だが、自分達が野生亜人種と間違えられたらしいとわかると、ようやく合点が言ったというように頷きだした。


「たしかに俺達、いまはゴブリンと同じぐらいの生活水準だよなぁ」

「ドラゴンさんから見れば、体力がある分ゴブリンの人たちのほうが立派なのかもしれないぞ」

「そーなのかー」

「そう考えると、間違えるのも仕方ないよなぁ」

「ドラゴンの人もたいへんだなぁ」


 アグニー達は、エンシェントドラゴンの行動に共感したのだ。

 自分達にブレスを撃とうとしたことについても。

「脅かそうとしただけだし、死なないならいいんじゃない?」

「普通なら一気に焼き払うところじゃないの?」

 などなど。

 まったく気にした様子も無かった。

 むしろ、最初に警告用のブレスを打ち込もうとしたエンシェントドラゴンの態度に、なんて紳士的なんだと感心していた。

 そんなアグニー達の様子を見て、エンシェントドラゴンは感極まって感動の涙を流し始めた。

 彼らの心の広さと、その優しさに胸を打たれたのだという。

 ただ単にぼへーっとしてるだけじゃないかな。

 と、思ったエルトヴァエルだったが、彼女は空気が読める子だったので、あいまいな笑顔を浮かべるにとどめていた。

 男泣きするエンシェントドラゴンに、おろおろするアグニー達。

 そんな彼らに、エンシェントドラゴンは自分がこの土地に生まれ育ち、この土地を守り抜くと誓ったことを話した。

 そして、これからはアグニー達を住民として、守り抜いていくことを、この場で新たに誓うと宣言したのだ。

 エンシェントドラゴンのこの宣言に、アグニー達は大いに感動した。

 なぜか全員がエンシェントドラゴンからもらい泣きをし、長老がエンシェントドラゴンの肩を叩く。

 それから、エンシェントドラゴンとアグニー達は、なぜか太陽に向かって声を張り上げ始めた。

 なんとなく昔の青春映画のように見えなくも無い光景だ。

 暫くその様子を生暖かい笑顔で見守っていたエルトヴァエル。

「帰ろう……」

 疲れ果てた声でそうつぶやくと、アグニー達とエンシェントドラゴンを放置して飛び立った。

 さっさと赤鞘に報告をして、次の仕事に移りたかったからだ。

 めっきり仕事が恋人になりつつあるエルトヴァエルだった。




 そんなこんなで、エルトヴァエルが赤鞘の元にたどり着いたのは、大分日が高くなってからだった。

 早速今までの活動を報告しようと意気込むエルトヴァエル。

 だが、そんな彼女の張り切りを裏切るように、赤鞘はまったくやる気の無い様子で出迎えた。

 具体的には、地面に転がっていた。

 俯せで顔面を下に向けているせいか、エルトヴァエルの接近に気が付いていないらしい。

 このまま天界に戻ってしまいたい衝動に駆られるエルトヴァエルだったが、なんとか気持ちを引き締めなおして赤鞘に声をかけた。

「赤鞘様。戻りました」

「へぁ?! あ、はい。はい」

 びくっと身体をのけぞらせた赤鞘は、エルトヴァエルの姿を見てほっとため息を付いた。

 結構驚いていたらしい。

「あー。びっくりした。いや。地面の下の力の流れを見てましてね」

 その言葉に、エルトヴァエルは納得の声を上げた。

「まあ、直接目で見なくてもいいんですけどね。ここは樹木の精霊さん達も居ますから。ちょっと気を使って整えてみてるんです」

 そういいながら、赤鞘は地面を指差した。

 その動きにつられて地面に目を向けると、エルトヴァエルは地面の下の力の流れを見る。

 あまりに美しいその景色に、エルトヴァエルは思わず息を呑んだ。

 多種多様な力の流れが一つ一つ絡み合い、完璧な調和を持って配置されている。

 世界中の様々な土地を見てきたエルトヴァエルだったが、これほどの物を見るのは、二回目だった。

 一回目が太陽神アンバレンスと、海の神々の頂点に立つ水底之大神が二人がかりで整えた海底付近だったといえば、その異常さがわかるだろうか。

 たった一柱。

 それも、この数週間で仕上げたとは思えないほどに素晴らしい調整が加えられていたのだ。

「……すごい……」

 思わずため息を漏らすエルトヴァエル。

 その様子を見て、赤鞘は苦笑いを浮かべた。

「いやぁー。まあ、急場しのぎでとりあえずやってみた感じですから綺麗ではないんですがねぇ。樹木の精霊達の事も有りますし。こう、プレハブ的な」

 赤鞘の言葉に、唖然とするエルトヴァエル。

 謙遜なのかとも一瞬思ったが、どうやら本気らしい。

 地面の下を見ながら、あそこがダメあそこが悪いとつぶやいている様子は、とても現状に満足しているようには見えなかった。

 呆気にとられているエルトヴァエルを余所に、赤鞘は思い出したように手を叩いた。

「ああ。そうだ。早急にやっちゃいたいことがあるんですけど」

「はい、なんでしょう?」

 まじめな表情で言う赤鞘に、エルトヴァエルは背筋を伸ばした。

「植物の根の動きとかが、私が思ってたのとちょっと違いまして。流れへの影響が思ったよりも大きくなっちゃってるんですよ。で、近くで見るために、森のほうに行ってみようと思うんです」

 土地中の力の流れは中央に居たほうが管理しやすいが、末端への対応はやはり末端へ行ったほうがやりやすいらしい。

 赤鞘の言葉に、エルトヴァエルも納得して頷く。

「そのときに、動植物について詳細を聞きたいので。付いてきてもらえますか?」

「はい、わかりました。そういうことでしたら、お役に立てるかと思います」

 にっこりと笑い、応えるエルトヴァエル。

 周囲の動物の詳細についても調べ上げて行く彼女には、うってつけの仕事だ。

 赤鞘はにっこりと笑うと、地面に刺していた自分の本体を引き抜いた。

 鞘を腰に差しなおすと、早速とばかりに歩き始める。

「まずは、海側のほうから回ろうと思います。そこから荒地沿いに内陸のほうへ上がっていきます。一度見てしまえば大丈夫ですから、アグニーさんたちの集落辺りまでいって、ゴールですね」

 そこで、赤鞘ははっとした顔で固まった。

「もしかして、私アグニーさん達と直接会うの、初めてになりません?」

「はい。そうなると思いますけど」

 たしかに、赤鞘は今までアグニー達に会ったことが無かった。

 考えてみれば当然で、今までとてもではないが土地の様子が動くことを許してくれるような状態ではなかったのだ。

 最初は一ヶ月を目処に動けるようになるだろうと踏んでいた赤鞘だったが、思わぬ事態がそれを軽減してくれた。

 時々酒を呑みに来ていた、アンバレンスの存在だ。

 彼ほどのレベルの神になれば、居るだけで力の流れはある程度安定しだす。

 そこを、技量のある赤鞘がいじくれば、通常の何百倍もの作業効率を実現することが出来る。

 アンバレンスは別に、酒を呑んでストレスを発散する為だけにここにきていたわけではなかったのだ。

 赤鞘はみるみる表情を明るくすると、至極楽しそうに笑い出した。

「ああ、そうですねぇ! やっと会いにいけますね! いやぁ、アグニーさん達、まだ生活も安定していませんから、会いに来てもらうのは無理だと思ってたんですけど! そうか! 会いにいけるんですねぇ!」

 ニコニコ笑いながら、赤鞘は歩き始めた。

 空を飛べない彼にとって、移動といえば徒歩なのだ。

 そんな赤鞘のあとを、エルトヴァエルものんびりと付いていく。

 ふと、樹木の精霊達が気になったエルトヴァエルだったが、周りを見回してみると、すぐにその姿が目に入った。

 樹木から離れ、荒地で追いかけっこをしていたのだ。

 属性を決め力を増したことで、ある程度樹木から離れることが出来るようになったらしい。

 そんな様子に微笑むエルトヴァエル。

 ふと、肝心なことを思い出し、手に持っていたカゴを漁り始めた。

「そうそう、赤鞘様。外で集めてきた情報をお伝えしたいのですが。歩きながらでかまいませんか?」

「へ? ええ。いいですよぉ」

 エルトヴァエルの言葉に、こくこくと頷く赤鞘。

 このときエルトヴァエルは、かなり重要ないくつかの事柄を話していたのだが、赤鞘の耳にはまったく入っていなかった。

 これから目にすることが出来るであろう、異世界の動植物。

 そして、初めて会う住民達へと思考がトリップしていたからだ。

 後でそのことでいろいろと酷いことになるのだが、このときはエルトヴァエルも赤鞘もまったく気にも留めていなかった。


土地に戻ってきたら仕事が山済みで、すぐに散策に出られなかったでゴザルの巻。

カオスになりかけていた土地を一瞬で纏め上げるエルトヴァエル姐さん。

ちょうかっこいい!

そんけーしちゃうなー!


そんな訳で謎スライムたちが出るのは次回になりました。

冒頭からアグコッコのようなへんな生物尽くしになる予定です。

前回スライムが多かったのは、見直された土地がまだ動植物の豊富な森ではないからです。

ネズミとか草食動物のような食料になる動物が居ないと、大きな肉食動物とか食べていけませんからね。

今はまだ、無差別に増えるようなゴブリンタイプのモンスターなんかを支えられるほど森は豊かじゃありません。

なので虫とかスライムとか小動物とかが中心です。

赤鞘にはがんばって土地を開発してもらいたいと思います。

大型の変態生物も増やしたいですから。


次回。

海側からのんびり散策しながら、土地を整えていくAKASAYA。

その前に立ちふさがるのは、スライム、スライム、ネズミ、スライム、スライム、トカゲ、スライム、モモンガ、スライム。

モンスターたちの襲来に、赤鞘は一体どうしようというのか。


次回「コレって食べられるんですかね?」

まさに日本神

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