三十二話 「いくら水彦さんでも、そのぐらいわかってるよね」
空の高い位置、雲の中を飛びながら、エルトヴァエルは地上の様子を眺めていた。
日は既に沈んでいて、あたりは闇に包まれている。
人間の目であれば既に1m先も見通せない状態だが、天使であるエルトヴァエルには昼だろうと夜だろうと関係は無い。
「んー。やっぱり多少荒れてるなぁ」
地上の動物達の様子を見ながら、つぶやくエルトヴァエル。
彼女が集めた周辺情報の中に、「コルテセッカの縄張り分」についてのものがあった。
コルテセッカは子育てをするドラゴンだ。
狩りを覚え、独り立ちができるまでの間を、親の縄張りの中で育つ。
そして独り立ちの時期が来ると、子は自分の縄張りを求めて旅立つのだ。
だが、時に子に自分の縄張りを譲り、自らが新たな縄張りを求めて旅立つことがある。
新たな伴侶を求めて行われるその行為は、種族繁栄の為の知恵なのだろう。
とはいえそれは、他の種族からすれば一種自然災害にも似た災難といえる。
何せ経験も年齢も重ねたコルテセッカが動き回ることになるのだから。
その「コルテセッカの縄張り分け」が、ここ最近ギルド都市アインファーブルの近くで行なわれたのだ。
捕食者を喰らい、巨大な動物を喰らい、時には地形をも変える。
そんなコルテセッカが、新たな縄張りを求めて飛び回る。
まさに災害と言って差し支えないだろう。
その影響が、今エルトヴァエルが飛んでいる周辺にも出ているようだった。
鹿の群れや、イノシシの親子、リスやネズミなどの小動物も逃げ回っている様子が見て取れる。
上位の捕食者が現れたのか、突然そのあたりの食物連鎖の頂点が食い尽くされたのか。
そのような印象を受ける変化が見て取れた。
「街に行ったら危険かもしれないけど。まあ、アインファーブルは冒険者の街だから。大丈夫かな」
のほほんと、そんなことをつぶやくエルトヴァエル。
彼女の様に広い範囲を見て回る天使にとって、コルテセッカの縄張り分けはそう珍しいものではなかった。
人間の都市圏でそれが起こることは珍しいことではあるものの、ありえないことではないのだ。
「水彦さんが倒したのが、そのコルテセッカだったりして」
ふと思い立ったことを口にして、エルトヴァエルはおかしそうに笑った。
幾らなんでも、そんなことは無いだろう。
確率だって低いし、それに、水彦とコルテセッカが戦えば、それこそ大惨事になりかねない。
何しろコルテセッカの鱗はドラゴン種の中でも、1~2を争う強靭さを持っているのだ。
水彦が負けることは無いだろうが、戦いは確実に長引くだろう。
そうなれば、コルテセッカのブレスによってあたり一面焼け野原になるかもしれない。
「それにコルテセッカなんて退治したら、目立っちゃうしね」
水彦は立場上、あまり目立つわけには行かなかった。
名のある冒険者となれば、動向には注目が集まる。
注目が集まれば、どこから見直された土地の事がもれるか分からないのだ。
「いくら水彦さんでも、そのぐらいわかってるよね」
くすくすと笑いながら、エルトヴァエルはつぶやいた。
この予想がよもや全て当たっていようとは。
このときの彼女には知る由も無いのだった。
アインファーブルに付いたエルトヴァエルは、まず水彦の居場所を探ることにした。
アンバレンスから授けられたケータイを取り出し、GPSモードにする。
ケータイが今どこにあるか調べる為のこのシステムは、なんと他人のケータイの位置まで表示してくれる優れものだった。
ちなみにこのGPSというのは「グローバル・ポジショニング・システム」の略ではないらしい。
アンバレンス曰く「ゴッド・ピンポイント・そこにいるよ」の略なのだそうだ。
ドヤ顔でそういったアンバレンスに、エルトヴァエルは引きつった笑顔しか返さなかった。
赤鞘と樹木の精霊達は、いたく感動していたが。
水彦の現在地が街の中であることを確認したエルトヴァエルは、少しずつ高度を下げながら街の上を旋回しはじめた。
さらに細かい位置を絞り込む為だ。
街の詳細な地図を画面に呼び出し、もう一度水彦のケータイを検索する。
水彦のマークである水色の印が現れたのは、宿屋の上だった。
「あ、水彦さん、ちゃんと宿に泊まれたんだ」
失礼な物言いだが、相手が水彦なのでしょうがないだろう。
さらに高度を下げようとしたエルトヴァエルだったが、ふと、あることを思い出す。
ギルド都市アインファーブルの特殊性についてだ。
アインファーブルを根城にする冒険者の多くは、昼間は魔獣などを狩る為に動き回っている。
彼らが街に居るのは、殆ど夜だけなのだ。
そんな冒険者達を相手にする商売の者達は、夜中まで店を開けていることが多い。
武器の販売店や防具の販売店。
クスリや魔法に関連するもの、キャンプ用品に保存食を扱う店。
そういったもののほかにも、娼館や酒場。
様々なものが夜遅くまで動いている。
それだけではない。
朝早く街を出て森や洞窟を目指すものたちは、日が昇る前に準備を整えなくてはならない。
深夜からおき出しギルドへと足を運び、情報を仕入れ行き先を決める。
ギルド都市アインファーブル。
別名「眠らない都市」。
夜中でも光の消えないこの街に舞い降りるには、天使であるエルトヴァエルは目立ちすぎるのだ。
上空から見下ろす町並みは、まるで夜空の様に輝いている。
その光一つ一つが、人々の営みだ。
「忘れないようにしないとね、っと」
エルトヴァエルは軽く腕を振ると、得意の奇跡を起こした。
周囲から自分の姿を消し、気づかれなくするというその奇跡は、潜入捜査を得意とする彼女の十八番だ。
天使の操る奇跡は、この世界にある魔法とは少し違う。
同じ神の力で起こすものではあっても、また別の種類のものなのだ。
その為、人間達の力では、天使であるエルトヴァエルの奇跡を見破ることは難しい。
たとえそれが大国家の王城ほどの警備体制であったとしても、今のエルトヴァエルをとめることはできないだろう。
「ええっと、木漏れ日亭、木漏れ日亭っと」
つぶやきながら、エルトヴァエルは高度を下げていく。
着地が苦手な彼女は、上空のかなり高い位置から距離を測らないと、屋根の上などには上手く着地が出来ないのだ。
目的の宿屋の屋根を睨みながら、ゆるゆると高度を下げていくエルトヴァエル。
慎重に慎重に降りていきながらも、周囲の様子を伺い、一つでも多く情報を得ようとする。
光源を求める冒険者が多いということは、洞窟に潜るものが多いのだろうか。
街から少し離れた森の中での焚き火の数が、三つ。
恐らくゴブリンやストーンスクァーレルなどを狩るのだろう。
そんなことを考えながら、くるくると旋回しつつ高度を下げていくエルトヴァエル。
彼女が目的の屋根に降りるには、もう少し時間がかかるようだった。
アインファーブル近くの森の中。
一人の男が、夜空の一点を見据え表情を険しくしていた。
白装束に笠を被り、手には錫杖。
首からは、複雑な図形のようなものが刻まれた紙束をかけている。
その奇妙ないでたちの男の目線の先。
そこには、天使の姿があった。
誰にも見えなくなっているはずの、天使エルトヴァエルの姿が。
白装束の男、紙雪斎のただならぬ様子に、近くに控えていた者達の一人が声をかける。
「紙雪斎様。何かありましたか?」
紙雪斎を囲むように控えた者達は、全身を隠すような迷彩色の衣服を着ていた。
顔にはペイントを施しており、森に溶け込むための装い。
彼らは、魔道国家ステングレアの諜報集団「王宮魔道院」に所属する隠密達だ。
隠密の一人の言葉に、紙雪斎はちらりとも視線を動かさず言葉を返す。
「天使様だ」
「今、なんと……?」
周りに集まっていた隠密たちの間に、動揺が走る。
例え片腕を切り飛ばされても声一つ上げぬように訓練された隠密達が、うめくような声をあげ、驚愕に表情を歪め。
彼らにとって、ステングレアにとって、天使が現れるとはそれほどの大事なのだ。
「どちらに?」
「アインファーブル上空だ。が、恐らくお前達では見えんだろう。かなり高位の隠業を使っておられる」
「なんと……」
隠業とは、姿を隠す技全般の事を指す。
上空を飛ぶ天使が姿を消す技を使っているとなれば、ことは重大だ。
天使が隠業を使ってすることといえば、人間の悪行を観察することと相場が決まっている。
天使が情報を集め、神に報告し、裁決を仰ぐのだ。
実際は多少異なっているのだが、人間たちはそんなことは知らないし、大きく間違っているわけでもない。
人間の悪行を調べる為に、地上を観察する天使。
かつて神の怒りに触れた国、ステングレアの住民にとって、これほど恐ろしいものも無いだろう。
紙雪斎は表情をさらに険しくすると、上空の天使の動きを一つも見落とすまいと目を見開く。
「見えにくい……。これほど巧みな隠業は見たことが無い。それほどの天使様がおいでと言う事なのか……」
王宮魔道院に伝わる技には、天使の隠業を見抜くというものがあった。
天使が現れるということは、其処に悪行があるということだ。
それを事前に取り除くこともまた、神々の怒りに触れぬことに繋がる。
天使を見つけるための技は、王宮魔道院に所属するものにとっては必須と言っても過言ではない。
だが、今上空を飛ぶ天使の隠業は、恐らく見破られるものは王宮魔道院にも数人しか居ないであろうほど巧みなものだった。
その長である紙雪斎ですら、うっすらと姿を確認するのがやっとだ。
気を抜けば見失ってしまいそうな天使の姿から一切目を離さず、紙雪斎は笠に指をかけ、考える。
メテルマギトがアグニー狩りをしたこの時期に、これほど隠業に長ける天使がこの街に来る理由。
その理由が分からなかった。
一体何故、何の為に。
分からなければ、調べるしかない。
「だが、今あの街の隠密の数を増やすのは……」
天使が調べ物をしているのを、邪魔しようとしたととられまいか。
多くの場合、天使は一度地上に降り立てば、目的を果たすまでそのまま留まることが多い。
逆に言えば、天へ戻っていくのを確認してから動けば問題が無いということだ。
「それから調べて間に合うか……?」
地上に降りてきた天使が何を調べていたのか。
後手に回って、それが分かるのかどうか。
「いや。いや、そうだ。天使様のご調査のお邪魔に成れば其れこそ大事。何一つ起こす訳にはいかぬのだ」
王宮魔道院にとって。
いや、ステングレアという国家にとって、神々の意向に仇成す事は絶対にありえないことなのだ。
たとえ国が滅ぼうと、たとえ領土が焦土になっても。
「世界の存亡には変えられぬ」
母神がこの世界から旅立つきっかけとなったとされる出来事。
見放された土地が生まれた原因を作った国として。
例えどんな犠牲を払おうとも、二度と神々の怒りに触れる出来事を起こさせてはならない。
それが王宮魔道院の存在理由であり、神の怒りに触れた罪人であるステングレアが未だに地上に存在する理由なのだ。
彼らはそう信じて疑わない。
紙雪斎は錫杖で地面を一つ突くと、近くにいる隠密の一人に声だけを投げる。
「街に居るもの以外で、すぐに動ける人数は」
「30」
「街に居る人数は」
「12」
「ならばその30すぐに集め、魔法の用意をさせよ」
ステングレアの魔法は、紙に魔法陣などを描き、そこの魔力を流しいれることで発動させるものだった。
人数を集め魔法の用意をさせろとはつまり、それだけ多くの魔法を使うことを想定するということだ。
それはつまり、戦闘の準備に他ならない。
「用意するものは」
「まずは霞」
紙雪斎の言った「霞」とは、そのまま魔法の名を示すものではない。
姿消しや暗殺などに使う、隠密が用意する無音潜入用魔法一式の事を指す。
「そして、爆を」
この「爆」とは、そのままの意味を持つ魔法一式の事を指す。
破壊工作、戦闘など、荒事に使う装備だ。
「私は天使様が天へお帰りあそばされるのを確認せねばならん。ここには三人だけ残せばいい。すぐに準備に取り掛かれ」
「御意」
その一言を合図に、隠密たちは三人だけを残し、音も無く森の中へと消えていった。
一瞥することも無く耳だけでそれを確認すると、紙雪斎は鋭く目を細める。
未だ天使は上空を旋回している。
「降りる場所を探している? いや、其れにしてはあまりにもゆっくりだ。街を観察しているのか……?」
そうだとするならば、最悪あのギルド都市そのものを観察することが天使の目的なのかもしれない。
だとすれば其れは、ギルド都市そのものを消さねばならぬ事態になるかもしれない。
胸のうちで穏やかならぬことを考える紙雪斎。
まさかその天使が、着地するのが苦手だからゆっくり時間をかけて、慎重に降下しているだけだったとは。
このときの紙雪斎には知る由も無いのだった。
「危なかったー……」
木漏れ日亭の屋根の上で、エルトヴァエルはどきどきする胸を押さえ、ため息を吐き出した。
着地に費やした静止距離が思った以上に長くなり、屋根から落ちそうになったのだ。
「まあ、落ちなかったし。いっか」
一度落ちたこともあるエルトヴァエルとしては、今回は及第点らしい。
心臓も落ち着いてきたところで、エルトヴァエルは早速仕事へと取り掛かった。
いったん翼を小さくし、服の中に収める。
大きな翼は、建物に入るときに邪魔に成るのだ。
貫頭衣を奇跡でジャージのような形状へと変化させると、膝をついて屋根の端から下を見下ろす。
木漏れ日亭は三階建てになっていて、二階から上が全て客室になっているようだった。
水彦の泊まっている部屋を聞いていないエルトヴァエルだったが、探すのは実に簡単だ。
力の気配を探って、バカでっかいのを見つけたら、それが水彦なのだから。
控えめに言って、水彦に込められている力は災害級だ。
だが、その流れは異常に整っていて、常に外部と力の交流を続けている。
言うなれば水彦は、現象であり、世界の一部であり、消えない台風や、終わらない地震のようなものなのだ。
自分で考えて動くくせに、アホでテキトウな分自然災害の万倍たちが悪い。
それが、エルトヴァエルの見解だった。
「まあ、へんなところで一本筋は通ってるみたいですけど」
つぶやきながら、水彦の居る部屋を特定するエルトヴァエル。
二階の一番奥の部屋であることを確認すると、一度ぐるりと視線をめぐらせ周りを見る。
夜だというのに、街には光が溢れ、人が動いている。
実にいい傾向だ。
そう、エルトヴァエルは思っていた。
生物の本来の性質とは、自分の子孫を少しでも多く残すことと、少しでも自分の快楽を追及することだ。
酒をのみ、惰眠をむさぼり、欲求のままに行動する。
それが悪いことであるとは、彼女は一切思わなかった。
その欲求は人間が元々持っているものであり、人間とはそういう生物だからだ。
だが、それだけでは人間は生きていけない。
少しでも楽をしたい、少しでもおいしいものを食べたい、少しでも快楽を味わいたい。
野生動物よりも身体能力で劣る人間たちは、其れを実現する為に必死に知恵を絞る。
その結果生まれるのが建物であり、武器であり、魔法であり、料理なのだ。
天使であるエルトヴァエルにとって見れば、それらは人間の強欲さの象徴でしかない。
それでもエルトヴァエルは、それが悪いことだとは微塵も思わなかった。
だからこそ人間は繁栄しているのだから。
欲深く、嫉妬深く、傲慢で、怠け者で、食に汚く、繁殖欲が強く、自分達を害すれば烈火のごとく怒り狂う。
そんな性質を持つがゆえに、人間は人間足りえ、繁栄するのだ。
少なくとも、エルトヴァエルはそう思っていた。
眼下の街でせわしなく動き回る人間達を眺めながら、エルトヴァエルはにっこりと微笑んだ。
その笑顔は、天使の微笑みにふさわしい慈悲に溢れるものだった。
「あ、いけない。見惚れてないで急がないと」
エルトヴァエルは手に持っていたバスケットに手を突っ込む、二つの手鉤を取り出した。
天使には似つかわしくない道具に見えるが、これはエルトヴァエルが良く潜入調査に使う一品だ。
ちなみに街中で普通に売っているものと品物としては変わらない。
両手に鉤を装着すると、エルトヴァエルは慣れた様子で屋根から降り、壁へと取り付いた。
するすると器用に壁を降りていくと、あっという間に水彦の部屋の窓までやってくる。
開けっ放しの窓から中を覗き込むと、ベッドの上で寝ている水彦の姿が見えた。
無防備に眠るその表情は、まるで幼い子供のようだ。
持つ知識や力、立場こそ尋常のものとは一線を引く水彦だが、生まれたのは極々最近の事でしかない。
我知らず苦笑をもらすと、エルトヴァエルはそっと音も立てずに部屋の中に入った。
そういえば、水彦はここ数日寝ずに移動を繰り返していた。
見当違いの方向ではあったが、がんばっていたことには違いない。
「もう少し寝かせてあげましょうか」
寝ている水彦の顔を眺めながら、つぶやくエルトヴァエル。
「寝顔は、かわいいんですね」
そのときだった。
急に水彦の表情が険しくなり、なにやらうわごとを言い始めた。
「えろと、ばんえろ……」
「へ?」
急に出てきたその言葉に、エルトヴァエルは困惑する。
「そのちちは、ほんものなのか。でかいのか、ちいさいのか、はっきりしろ」
ゴスン
何かを激しく殴りつけるような音が、部屋の中に響く。
直後、水彦は短い悲鳴を上げて、顔面を押さえながらベッドの上でのた打ち回った。
何らかの衝撃を顔面に受けたことにより、一気に覚醒したのだ。
何事かと周りを見回す水彦の目に飛び込んできたのは、眉間に血管を浮かび上がらせた、一人の天使の姿だった。
「おお。えろとばんえろ」
「エルトヴァエルです」
拳から煙を上げつつ、間違えを指摘するエルトヴァエル。
異様にご機嫌が悪い様子だったが、その理由は水彦には分からなかった。
というか、其れよりも気になってならないことがある。
「だれか、おれのかお、なぐらなかったか」
「知りません!」
きっぱりと言い放つエルトヴァエル。
「ていうか、なんでえろとばんえろが、ここにいるんだ」
「この人は……!」
ちょっとでもかわいいと思ったことを、激しく後悔するエルトヴァエルだった。
久しぶりのエルトヴァエルさんの登場で思ったよりも長くなりました。
次回は買うものの調整だけなので短くなると思います。
でもって、次のネタを若干挟む予定。
土彦さんのマッドアイネットワークがさらに進化します。
マッドアイの次に作られるはずだったものの、制作の困難さに計画が頓挫したマッドトロル。
しかし、アグニー達の発想により、新しい機体「MT-01(まっど・とろる ぜろわん)として生産される!
そして、本来計画されていなかったマッドアイとMT-01の間を担う「マッドマン」も登場。
さらに発表される、「MD計画」とは…!
次回はそのへんができたらいいなぁ。
紙雪斎が暴走したらまたそれだけで埋まりそうな気がしますががが。