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 設定資料「大空市の魔法の秘匿と大空市の存続」

・魔法の秘匿について

大空市はただ一つ、魔法が存在する都市ですので、そこから出て行こうとすると、魔法が世界中にばら撒かれることとなるわけです。

ということは大空市は外に人を出したくない、となるのですが、24話にあるとおり、大空市には十分な教育機関が揃っていません。

なので、出ていくことは必要となるため、それに対する対策がちゃんとあります。基本的には出て行く前に魔法に関しての洗脳または記憶改竄を受けることとなります。

役所の資料の受け渡しの時にもそうですね。受け渡し役の人は洗脳されています。というか、どうしても外部と関わらなきゃいけないような、最先端システムの導入役などは、すべて洗脳されることとなります。

僕の好きなゲームにフリューの「カリギュラ」シリーズがあるのですが、あれの戦闘は外野から見たらただの喧嘩のように見えるという特性があります。

それに近くて、魔法もその洗脳された人から見たらただの科学技術のように見える…というわけです。


・大空市の存続

魔法がここにしかない、というアドバンテージは、元々「未来を作る機関」である学校が強く意識しており、その説得力の強さのためこの二十年間で役所と学校の権力関係も逆転しています。

また、ミサイルが撃たれた時には洗脳されていた役所の人たちは魔法が使えずに全滅しているため、校長が最高の権力を抱くのは必然であったといえます。

そう、市民は国を信用しようにも、ミサイルを撃たれているからほとんどの人は不信感を抱いているし、それでも信じたい、となっても国につながる人はそこにはもういないのです。ただ一人、校長だけは、食料品に関しての無力を自覚して、人々にバレないように外部へ行き食料品の調達などを行うこともありますが…

学校は再建したので水回りはあります。ので、畑を作ったりはしています。ちょうど更地があるし。ただ、それでも生き延びた市民全員を助けるためには畑が意味をなすまでを含めかなりの食糧不足ではあるので、それをなんとかした上で階級制度を作り上げた校長は、悔しいですが有能といえます。


え?その有能さの具体的な情報?

いやー、いち学生にそれを望むのは間違っているんじゃないですか?


冗談はさておき、食糧調達役が校長なので、その傘下にある学校には特に食料が行き渡ります。兵士になる子供たちは飯に釣られる、というわけです。

子供の欲求につけ込む人間の醜さを感じてください。


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