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第24.5話 不自然

視点:アフ

前回に引き続き会話文多めですがみなさんはその理由を理解し、温かな気持ちで文章を読みました。

…神には、はるか昔に結ばれた盟約がある。それは、長い時を生きる神にとって、唯一暇つぶしとなる、知的生命体の、存在の保護である。

だからこそ、創始神は俺に居住する場所を作ったわけだ。自分の娘となったシノアには、居住区を作らないくせに、未だに俺のことを保護している。よくわからないやつだ…

そして、その盟約に伴って生まれたもの…それが、「人間への過干渉は不可能」というものだ。

もしかしたら、これを使えば、ロディアルを始末できるかも…しれない。


第24.5話 不自然


「おお、久しぶり、アフ。」

「じいちゃんも…元気そうでなにより。」

「じいちゃん呼びやめてくれない?って言ってるよね。何より、今は外見完全にJKでしょ。せめて母さんじゃない?」

「…母さんが不定形なのが悪いでしょうが。」

「で、何の用?」

「ロディアルの件だ。最近は、様々な国を動かしてる。これは、人間への過干渉じゃないのか?」

「…ええとね。20年前も言ったとおりだ。彼のすることには、僕は干渉しない。」

「なぜだ。このままじゃ、あんたが居住区を作ってまで大事にしている俺の存在価値がなくなるぞ?」

「…」

「黙ってないでなんか言ったらどうなんだ?」

「…飽きたから。これが正直な理由だ。これ以上楽しむためには、ロディアルにごちゃまぜしてもらったほうがいい。お前は保身に走るだろうから。」

「…そんな」

「それに、人間に対する過干渉で言ったらお前だってそうだろ?そうだな。次過干渉したら…」

「待て、何も言うな。」

「後から何も言わなかっただろ、は無しだぞ?」

「わかりやすかったか?」

「まじでやる気だったの?」

「…死人に対しての干渉なら、ありなんだよな?」

「いや、流さないでよ…。まあ、ありだよ。」

「わかった。」

「あいつらが死ぬまで放置するつもり?」

「…どうあれ、あいつらはロディアルに勝てないだろ。一矢報いればいいかな程度のものだ。だが…」

「まあ、君の期待するものは望み薄なんじゃない?」

「何を望んでいると?」

「二魂体質でしょ?」

「…そうだ。」

「でも、魂が体を支配するためには、魂がない体が器である必要がある。二魂体質はそう簡単じゃないよ?」

「知ったことか。できるできないじゃない。やる。」

「その駒があの三人だけというのはいささか…ねぇ」

「まあ、どうあれ。あんたの協力が得られないなら…俺は俺なりに足掻くだけだ。」

「そう。」

「俺に失望したか?」

「…まあね。親の言うことを聞けない、悪い子だ。」

「そうか、それじゃ、そんな子どもは切り捨てて、娘を大切にするんだね。」

「あー…考えておくよ。」

「じゃあな。」

「うん。またね。」


第24.5話 終

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