危機
久しぶりに投稿しました。
なんで血の匂いが…
ギルドの依頼で魔物を狩ったことはあるがそれに近い匂いだ。でも不思議な事に敷地内を見ても魔物の死体や血痕なども残っている様子はない。
むしろ綺麗に整備された芝生が広がっていて、
外でお茶でもするのだろうテーブルやベンチもある。
でも匂いはというと…
こんな匂いじゃこの綺麗にされた庭が台無しね。
近くの家の人は気にならないのかしら。
「だから何度言わせる。早くついてこい。」
「あっ…すいません。すぐ行きます。」
それにしても私、本当に来ちゃったけど、
ここってギルドなの…よね?
人の気配も感じないし…もしかして私、
騙された?
その時だった。
シュンっと音がしたかたと思えば輝くなにかが飛んできた!!
「ひっ…!」
私は怖くなってその場にかがみこんだ。
シュンっ!
と音が頭上で響いたかと思うとキン!と音がなり
静かになった。
「なっ…一体何が…?」
後ろを振り向くと整備された道に雲からこぼれる光を受けてキラキラと輝くナイフが突き刺さっていた。
しかもあれだけ宝石の様に輝いているということはそうとう手入れがされた業物だと思う。
ってことは!?
殺しにきたってこと!?
「ちっ、仕留め損ないましたか。」
女性の声が聞こえた。
先ほどの出来事に怯えつつ前を向けば、
桜のような髪色で、ポニーテールの美少女が目の前に立っていた。
しかし掌には先ほどと同じ形のナイフをてにしている。
それに女性には似合わず、淡い黒色のスーツを身に付けていた。
しかし、服を黒くしているため、ピンクの髪がいっそう際立っていた。
同じ女性からしても正直美しいと感じるほどだった。
しかし、先ほどの攻撃は間違いなく彼女つくれるがやったことだと推測できた。
動こうにも今私は道に座りこんでいる。
ここから一歩でも動くそぶりを見せれば間違いなく殺される。
しかし、この状況もすぐに終わりを告げる。
「待てローズ、そいつは俺が連れてきた。
勝手に殺されては困る。」
「あなたが?珍しいわね。それとも何?
実験かなにかで使う気?」
「分からん、この後次第だな。」
「何それ。でも女を連れてきたのはいいけどちゃんとマスターの許可は取ってあるの?」
「マスターの許可は既に取ってある。そうじゃなければ、お前なんぞに殺させずに俺が殺している。」
「あっそ、ならいいわ。二人とも、離れていいわよ。」
気がつけば後ろにはローブを纏い、顔を隠した人物が座りこんだ私を挟み込むように立っていた。
いつからいたのだろう、と思って一旦顔を前に戻しもう一度後ろを向けば既にその人達は消えていた。
そこで私は確信した。
ここはまともなギルドではないと
見ていただければ分かると思いますが一話の量がとても短いので気長に待っていただけると嬉しいです。