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少し緊張しながらも、阿澄達は校舎に入っていく。
阿澄と、有佳梨は中に入ると先生らしき人が立っていた。「皆さん、下足はこちらのロッカーに入れてください、番号は後ほど教室でわかります。」と説明が終わった後、阿澄は8番に有佳梨は9番に入れたーこの番号に入れた理由は二人のバスケのユニフォームと同じ番号だからである。有佳梨「阿澄、教室行こ?」阿澄「うん、どっちだろう?」と悩んでいたときー 生徒「教室だったら、向こうだよ」と親切に教えてくれた。 阿澄・有佳梨「ありがとうございます」 二人でお礼を言い、教室の方向に向かっているとき有佳梨が「ねぇ、今の先輩だよね?」阿澄「そうみたいだね」有佳梨「朝見た人より、かっこいい!」阿澄「そうかな?私にはよくわかんない。」会話をしながら歩いていると、阿澄は教室と違う方向に向かっている自分たちと同じらしき男子を見つけた。 阿澄「あれ?あの人ってさっき見た人だよね?」 有佳梨「そうだね、違う方向に行ってるけどー大丈夫なのかな?」と二人で心配をしていたが、有佳梨が「阿澄、チャイムそろそろ鳴るよ。」阿澄「うん、でもあの人に教えてくるから有佳梨は先に行ってて」と小走りにその男子を追いかけていった。 有佳梨「え?阿澄ー!時間ないよ!」有佳梨の声が遠くから聞こえた。 男子「ん?」有佳梨の声に反応したのか、男子がこちらを見てきた。阿澄「教室、そっちじゃないよ?後、もうチャイム鳴るから急いで教室行こ?」と男子に言った。その男子は頷き、二人で少し小走りに教室に向かっていた。
ニ人はチャイムがなるまでに、教室に戻れるのだろうか。