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逆ギレ

「なんで合コン行くかな!?」


大学の友達が参加した合コンで、たまたま


私の彼氏がいたらしい。


問い詰めるとあっさり認めやがった。


ヘラヘラしてほんとにむかつく。


「誘われたんだから仕方ないじゃん?」


「断ればいいでしょうよ!」


「どうしてもって頭下げられたら断れねーよ」


「ばか! 最低!」


「ごめんってー」


「そんなヘラヘラ謝られても腹立つだけよ!」


本気で怒ってるのに何いつまで笑ってんの。


一発ぶん殴ってやろうと拳をあげる。


「浮気性! たらし!」


そう言って振り下ろそうとすると、パシッと


受け止められる。


「離しなさいよ! 殴らせろぉ!!」


「痛いのは嫌……ってか今のは聞き捨てならない」


「は? たらしにたらしって言って何がわるいの?」


「俺はたらしじゃねーよ!!」


「何言ってんの!? 逆ギレすんな!」


ヘラヘラしてるかと思えば逆切れ!?


ほんっとふざけてる!!


もう片方で殴ってやろうとすると、また


止められる。なんなの一体。


私が睨むとあっちも私を睨んでジリジリと


近づいてきた。


乱暴にふさがれる唇。


「合コンは人数合わせに呼ばれただけ。


行ってもお前以上にカワイイ子なんていないし


お前意外に好きな人はいねーんだよ!


たらしじゃないからな! 覚えとけ!」


逆切れ気味になに言ってんの?


なんで顔、真っ赤なの?


こっちも赤くなっちゃうじゃん!



ヘラヘラしてたのは、


嫉妬してくれて嬉しいかったから?


早く言ってよ、バカ。

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