公園にて
誰もいない冬の公園。
子供たちが遊んでくれない、ブランコやシーソーが可哀そうだ。
公園の木々もすっかり葉が落ちて、木枯らしに落ち葉が運ばれて行く。
そんな公園に、対峙する2人。
「それでは、対決方法を発表しまあす!!!!」
適当に叫ぶ吉田君。
「おれもなあ、、ロシアンルーレットとかチキンレースとか
考えたんやけどな、負けた方、つまり、お前が確実に死ぬので
やめといたるわ、、、ひひひ、、
勝負は3番勝負!!
先に2本とった方が勝ちや!!」
「おーい2人ともー!燃えてるかー!」
公園に薫と梓がやってきた。
「寒かったでしょ、コンビニでこれ買ってきたから食べて」
薫が吉田君に、あったかいコーヒーとアツアツの肉まんを差し出す。
「おお、ありがとな、
やっぱり薫はよく気の付く日本一の彼女やなあ!!
ふふふ、、梓にこの心配りはできまい、、」
「なによお!!私だって買ってきたもん!!
はい!あなたの一番好きなもの買ってきたわよ!!」
「わーいありがとー、、、、、、ってなんでガリガリ君なの?
冬に外でアイスなんか食えるかー!!!」
「だって、このアイス好きでしょ、、、」
ホットミルクティーを飲みながら梓は答える。
「ふはは、勝負する前から結果は見えているようやな!!
薫!この馬鹿どもをたたきのめす所を見せてやるからな!!」
「びゃかちょわにゃんじゃよー」
アイスで口がまひした与える男は馬鹿とはなんだよといったようだ。
「与える男ってほんと馬鹿ね!
あんたなんか人生やり直し機で子供から人生やり直しなさい!!」
「どうや!薫はドラえもんの超マイナーな秘密道具を知っているほど
ものしりなんやぞ!!参ったか!!」
はははは、、、
2人の笑いが公園に響き渡る、、
「所で、、3番勝負の発表!!
、、、、は肉まん食ってからにするわ」
はははは、、