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与える男  作者: geinguns
与える男
69/120

今は平和が、、、

小川、せせらぎ青い空。




立ち上る煙向かってく。




昇る先には白い雲。




美女二人して川遊び。




男、見るのは脚ばかり、、、、、










過ごしやすい秋の気候。

アウトドアにはもってこいの日曜の1日。




4人は連れだって

川原でバーベキューをしている。



梓と薫は川ではしゃいで遊んでいるのを

男ども二人は、椅子に座り

にやにやしながら見ている。





「おい、、与える男、、平和やなあ」




「そうだねえ、、」




「そういえば、、、ものすごく聞きたかったんやけど、、

もうやった?」




与える男はえっ?という顔で吉田君を見る。







「な、なに?やったって、、、なにを?」



吉田君はいやらしく笑う。



「とぼけよってからに、、、

決まってるやん」




「な、何を突然言い出すんだよ!



そ、そうだ!!



所で、、、



薫さん、、松岡さんと付き合うって知ってる?」





話をそらす与える男。

奥手な彼に、その手の話題は少しきつかった。





「ああ、、知ってるで。



なんたって俺、その場にいたからなあ


薫が松岡と付き合うって

そういえばゆうてたなあ、、、」



与える男、吉田君の方に少し身を乗り出す。




「吉田君は、、なんとも思わない?

薫さんがさあ松岡さんと付き合って?」





「ん?なんで俺が

薫の付き合う相手をとやかく言わな

あかんねん?」



吉田君はうざったそうな表情。




「まあ薫は、松岡ごときに

乗りこなせるタマやないけどな、、

ははは!」




吉田君快活に笑う。

笑い声がこの豊かな自然の中に響いていく。




「なあ、与える男

よく考えてみいや、、、



俺は振られたばっかりなんや



もうちょっといたわってくれんかんなあ、、」




与える男は黙って吉田君を見つめる。





「平和やなあ、、、今はこの平和が一番なんや、、

俺にとってはな」







いつの間にか僕らも

若いつもりが歳をとった、、、

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