表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
与える男  作者: geinguns
与える男
44/120

働く男

住宅街にある何の変哲もないマンション。






「本当にここなのか?

住所によるとここなんだが、、、」



昼下がり、与える男は

マンションの前に立つ。






中に入り郵便受けを調べて見る。

マンションの1階にずらっと並ぶ

入居者の郵便受け。






「ええと、、、あ、、あった

やっぱりここだ、、、」




郵便受けにはマジックで小さく書かれた

〜調査事務所の文字。 






その殴り書きのような文字を確認して

与える男はエレベータに乗る。




古びたエレベーター

モーターの音が聞こえ

細かく振動しながら登っていくエレベーター。




ある一室のドアの前に立つ。






表札には小さく「〜調査事務所」の文字。





インターフォンを押す。






「あの〜バイト募集の広告を見てきたものですけど」





与える男はアルバイト雑誌のとにかく稼げるバイト特集

を見て、ここを訪ねてきた。





中から出てきた男

髪を短く刈りあげ、がっちりとした体。

年は30半ばというところだろうか。




「おーよく来たなあ、

うちはとにかく力仕事だからなあ!

背は高いけど、細いなあ、、大丈夫?」




「大丈夫です!!とにかく金が欲しいんです!

お願いします!!」





仕事内容を聞いてみると



山奥で地質調査をする。



その機材の搬入の手伝い

調査のアシスタント


ということだ。




「山の上に機材をあげるんだけど

当然道なんかない。


それに、調査の機材は50キロはある。


君は登山の経験ある?」





「ないです、、でも僕どうしても

お金が欲しいんです!!」





「、、、やる気だけはありそうだな

よし、採用してみるか、、

途中で音を上げるんじゃないぞ」



「はい!!がんばります!」



「2週間の泊りになるけど

いいね!

来週頭から出発するから用意しといて。」





与える男は来週から

2週間の泊まりで

山奥の現場で働くことになった。




すべては金を取り戻すため

信用を取り戻すため。



もう馬鹿な金の使い方はしない

失った分はまた働いて取り戻す。



そう思う与える男。




梓としばらくお別れだが

また会うときは

給料をすべて差し出すつもりでいた。



今のところは、、、、、、


また読んでくださいね!

まめに更新しますので!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネット小説ランキング>恋愛コミカル部門>「与える男」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回)
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ