薫に報告
激動の夜から一夜明け
静かな朝。
薫と今日も待ち合わせて一緒にバイトに行く梓。
「おはよう薫ちゃん!!」
梓は朝からテンションが高い。
「おはよう。その様子だと昨日は
楽しめた様ね。で、どうだったの?」
「うん!彼プロポーズしてくれたの!!」
「それを言うなら告白でしょ!
で梓は、なんて答えたの?」
「はいって答えたよ!!
それで今幸せな気分なの!!!」
「そう!よかったねー
なんにせよ薫の笑顔が戻って良かった」
ほっとした顔の薫。
「はい!結婚します!!
って言っちゃった!!
はずかしー」
「、、、、ん?え?
梓今何ていった、、、、、?」
「だからあ、結婚しますって、、
何回も言わせないでよ薫ちゃん
照れるじゃんかー」
梓は薫に昨日のことを話した。
みるみる顔色が変わる薫。
「あいつ、いきなり結婚しようって言ってきたの???
信じられない!!
でもそれに、ハイって答える梓も梓だよ!!」
梓はいつもと違う真剣な表情。
「でもね、薫ちゃん、、、
私あいつの顔を見てわかったの。
与える男は本気だって。それも心の底から。
一生懸命言ってるって伝わってきた。
私その時
本心で言ってくれているなら
私も本心で返さなきゃって思ったの。
私も、ずっと一緒にいたいって思ったから、、、、、」
「、、、、そうね、
ずっと一緒にいたいって思ったの、、与える男と、、
梓はそんな人が現れて良かったね!
こうなったら私応援する!
絶対与える男と結婚するのよ!!
途中でくじけちゃダメだよ」
本当に結婚するかは別にして
一緒にいたいという人が現れた梓。
少し大人に成長した梓に
薫は嬉しい反面
少しさびしい気がしていた。
あのかわいらしい梓を
与える男に取られて少し焼いているのだろうか。
「結婚ってずっと一緒にいたいと思う人とするんだよね?
じゃあ私与える男と結婚する!
私なんかおかしいこと言ってるかなあ?」
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