表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
与える男  作者: geinguns
与える男
11/120

ブログ開設する!

パソコンを両手に抱えた女の子が帰宅する。






靴を脱ぎ散らかし自分の部屋にかけこむ

そんなに急がなくても、、という感じだ。





「私の机の右側!右側に置く!

右側じゃないとだめなんだよねー

左はだめ!」



なぜパソコンを右に置くかは謎だ。




「そしてあとは説明書を呼ぶか、、、兄貴ー

ちょっとこーい!」




リビングから三つ年上の兄貴が

大柄な体を揺らしながらやってきた。




「おーとうとう買ってきたかあ。

どうせ使い方わからんのだろ?

まずは、これが電源だ!押してみろ!」




梓はボタンを押した。

パソコンが、ハードのモーター音とともに立ち上がる。



「それでこれがマウスだ!

これで画面の矢印を自在に操れるのだ!」



「、、、まったく矢印さんが言うことを聞かないんですけど、、

私のこと嫌いなのかなあ」



「くじけるな!マウスの持ち方が逆だぞ!」



「おー思いどうりにうごーく!

もうパソコン怖くないよ!兄貴!」



「あとはネットだな!google、、、

いや、yahoo!をトップページに設定しといてやるぞ!」




梓はトップページにある項目を手当たり次第に

クリックしていく。

まるで、新しいおもちゃを買ってもらった

小学生のような表情だ。



そして、梓はある一つの文字を見つけて

目を輝かせた。



「あーブログだって!有名人もやってるやつでしょ!

私もできるの?」



「もちろんできるとも!しかも無料だぞ!

開設してやろう!パスワードはお前が決めろ!

ほかの人に言っちゃダメだぞ!」




「秘密なのね、、、」






「題名は、、、梓の日記にしよっと!

シンプルイズベスト!

さあ兄貴出ていって!人の日記を見ちゃやーよ!」




部屋を追い出された兄貴は不思議に思った。



あいつ、、意味わかってないな、、

ブログに書くってことは、全世界の人が見るのに

見ないではないだろう、、、




早速兄貴は自分の部屋に帰って

梓が何を書いてるのか、チェックしてみた。




「えーと、yahoo!ブログの検索でっと、、、

あったあった、なになに、、、、





梓の日記



○月○日

きょう、パソコン買った。

















それだけかよ!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネット小説ランキング>恋愛コミカル部門>「与える男」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回)
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ