二部第一話 ギター弾こうよ
ギターを始めたばっかりの時の事を思い出して書きます。
また真実2割、嘘8割で突っ走りますので
よかったら読んでください。
部屋の隅にそれは置かれている。
ミルクを入れたコーヒーのような色。
象牙色の白い板がやけに印象的。
クラシック音楽にでも使いそうなデザインなんだが
主に奏でるのはインダストリアルなロック。
20世紀半ばに登場したギターなのだが
現在でも愛好者は多いそうだ。
親父のギターだ。
名前はレスポールと言うらしい。
持ってみると、、、、、、結構重たい。
そういえば親父はこれを弾くと肩がこるって言ってたっけ。
大げさなケースに入っていて、ケースの中には
乾燥材が敷き詰めてある、、、何でだろう?
親父の部屋はあの時のまま置いてある。
ステレオの中に入ってたCDすらそのままだ。
母さんは毎日親父の部屋を丹念に掃除する。
もう親父の部屋はかたずけようと言ったこともあったが
気のすむまでやらして頂戴、、、
母さんの返事はこうだった。
ギターを持ってかき鳴らして見る。
弦の振動が体に伝わりぞくぞくっとする。
いいなあ、、、これ
親父が夢中になるのもわかる気がする。
親父、、、ちょっと頼みたいことがあるんだけど
いいかな?怒らないで聞いてね。
「これ、、、僕にくれない?」
親父の後を継ごうってほど、たいそうなことじゃないけど
僕も親父のようにこれを持ってにやにやしてみたくなったんだ。
ただそれだけ。
また書いてみます。
書きたいことできたので、、、
終わるって言ったり、また書きはじめたり、、、
素人小説なので許してください