第二話 梓の日記
二話目です。
「あ、、り、、が、、と、、え
あー間違った!
ありがとうござん、、
また、間違った、、、、、
もー面倒くさい!
電話しよっ!」
ここに、機械音痴で、
メールを打つのにも苦労している女の子がいる。
名前は梓。18才の女の子だ。
「もーメールもろくに打てないなんて
今時珍しいよ!
それで、パソコン買おうっていうんだから、、
大丈夫?」
その女の子は友達と二人で
パソコンショップへ行く所だ。
「、、、パソコンって、携帯よりボタン多いよね、、、」
「いっぱいあるよ、、でもマウスがあるから大丈夫だって!」
「不安、、、」
二人は店に着いた。
大きい店で、商品棚にはパソコンがずらりと並んでいる。
「これ全部パソコン?
この中から、選ぶの?
私めまいしてきた、、、、」
二人がぼうぜんと立っていると
「何かお探しですか?」
と若い男の店員が寄ってきた。
「え? 私は、、難しいことは
この子 田中 薫 18才に言ってください!!
私は何もわかりません!!」
「梓、、、名前まで言わなくても、、、
まあこの子何も知らないので、
機械音痴でも簡単に使えるパソコンってあります?」
「えーと、これは初心者向きですけど、、」
店員が指さした先には白のデスクトップがある。
「、、、かわいくない、、、いや!
あーこれがいい!ピンクのやつ!」
梓が手に取ったのはピンクのノートパソコンだ。
確かにデザインはかわいい。
「これ!これにします!
使い方教えて!え?画面がない!どーして?」
「、、、あのー本当に何も知らないんですね、、」
店員がディスプレイを開けた。
「すごいー店員さん!」
「あのー馬鹿にされてるんでしょうか、、」
「梓、、、違うんですよ!店員さん」
とにかく何とかパソコンを手にいれ
二人は帰っていく。
梓は帰り道急に立ち止まった。
「あー大事なこと聞くん忘れた!
薫ちゃんどーしよう!」
「梓どうしたの?何を聞くの忘れたの?」
「私、、パソコンってかっこいいから
ノリで買っちゃったけど、、
これ、なんの役に立つの?」