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神より授かりし能力  作者: TommyCat
神天賦学園
8/12

第1章3:研修旅行~サバイバルの始まり~

 翌日、研修旅行のため早めに起床する。眠い目をこすり時計に目をやると、5時を指していた。


 「さすがに早く起きすぎたか」


 と笑い、昨日のうちに準備をしていた荷物をもう一度確認する。


 「着替え・・OK、歯ブラシ・・OK・・・」


 すべてのチェックを終えると、リビングに下りていき電気をつける。さすがに誰も起きてないか。6時まで新聞を読んでいると、


 「あら、早いわね新。おはよう。」

 「あぁ。今日は研修旅行だから早く起きて準備していたんだよ。」

 「そうだったわね。朝ごはん作るけど、何がいい?」

 「そうだな。トーストとウィンナーとスクランブルエッグで。」

 「ちょっと待っててね。」


 研修旅行の案内を眺めていると、研修旅行中はグループ行動なのか。如月さんと同じグループになれるといいなと考えていると、


 「できたわよ。」


 と朝食をテーブルに置いた。


 「ありがとう。」


 といい、トーストにかじりつく。


 「そういえば研修旅行はどこに行くの?」

 「んーと、ちょっと待ってね。・・新潟って書いてあるよ。」

 「あぁ、新潟に行くんだ。」

 「母さん行ったことある?」

 「あるわよ。冬はすごく寒くって、雪がいっぱいふっていたわ。」

 「へぇ。今冬じゃなくてよかった。寒いのは苦手だよ。」

 「ふふ。でも自然があっていいところよ。楽しんできなさい。」

 「うん。」


 時間を見ると7時を回っていた。


 「8時に集合だから、そろそろいくね。」

 「はい、いってらっしゃい。」







 学校に付き、集合場所である、高等部入口前に集合すると、新入生はかなり集まっていた。集合時刻もあと5分というところだから、当たり前か。


 クラスの方へ近づいて行くが、知り合いもまだいないので、ポツンと立っていると、


 「新くん、おはよう。」


 と如月さんが声をかけてくれた。ドキッとしたが、


 「おはよう。」


 と返すとニコッとしてくれた。しばらく他愛もない話をしていると、担任の結城先生が来て、


 「はい、1-Cの諸君は目の前にあるC号車に乗ってくれ。」

 

 ぞろぞろとバスに乗り込む。席も自由だったが、とりあえず一緒に座れる人もおらず、後ろのはじっこの席に腰を掛ける。隣は知らない男子が座った。


 「よし、みんな乗ったな。じゃぁこれから新潟の国立自然の家にいくから、それまで周りのやつと自己紹介でもしててくれ。あ、問題は起こすなよ。私は・・・寝る!以上。」


 みんなポカーンとなっていると、先生は自分の席に座り、寝始めた。バスも動きだし、周りも楽しげな会話に包まれてきた。その時、


 「俺、阿久津瞬(あくつしゅん)っていうよ。よろしくな。」


 突然、隣の男に話しかけられて、驚いていると、


 「君は、神宮新だっけ?あってる?」


 と聞いてくる。


 「あぁ。そうだよ。よく覚えてたな。」

 「はは。俺は中等部からここにいるから、新より覚える人数少ないだけだよ。」

 

 と、馴れ馴れしく返してくる。


 「なるほどな。俺は高等部からだから、分からないことだらけだから、いろいろ教えてくれよな瞬。」

 「おう!任せとけ!」


 瞬とはいろいろ話をした。学校のことや、今までのこと。他には音楽や、テレビなどの他愛のない話までいろいろだ。瞬はとても喋りやすく、親しみやすい奴だった。瞬は自分の能力まで教えてくれた。瞬の能力はアナザー・モーメントと言って、時間を操るgiftらしい。


 「新のgiftはなんなんだ?」

 「俺のgiftはマジ最近開花したから、よくわかってないんだよね。グラビティって言って、重力関係のgiftみたいだよ。」

 「へ~。面白そうだな。着いたら見せてくれよ。」

 「あぁ。いいぜ。」


 時間も過ぎ、目的地に到着したようだ。


 「はい、みんな起床~~!!」


 ・・・寝てたのはあんただけだよ。


 とブラックなツッコミを入れつつ、先生の話に耳を傾ける。


 「はい、じゃぁとりあえず、バスから降りよう。」


 と言い、先生はバスから降りて行った。みんなそれに続く。


 周りを見渡すが、他のクラスの人たちは確認できない。すると、生徒の一人が、


 「先生、他のクラスの人たちは?」

 「あぁ。人数多いから、クラスごとの研修旅行なのだよ~。」


 なるほど。まぁ別にどっちでもいいけど。しかし、新潟の自然の家に来たんだよね?自然の家どこにあるんだろう。と考えていると、先生がニコニコ顔で、


 「じゃぁ、今日はちょっとここでサバイバルしてもらいます!」


アドバイス等お待ちしてます。


コメント頂けると嬉しいです。

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