表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神より授かりし能力  作者: TommyCat
神天賦学園
11/12

第1章6:研修旅行~忍び寄る影~

 ベースキャンプにつくと、木の下にベッドができていた。


 「すげぇ!どうやってこれ作ったの?」

 「・・・私のgiftはプラント・マスターなので、植物を操作しました。」

 

 確かによく見ると、柔らかそうな葉っぱが重なりふかふかのベッドを形成していた。ついでに言うと、葉っぱで編みこまれた屋根や壁付きで、ある程度の雨や風なら凌げそうだ。


 「そのはすごいな~!」

 「いえ、それほどでもないです。」


 と少し照れているようだった。そのとしゃべっていると、

 

 「いや~。罠は完璧だよ。なぁみずき!」

 「おう!敵が近づいたらすぐわかるようにしたぜ!」


 にししとはにかんだ。


 「あとでどこに罠しかけたのか教えてくれよ。俺らが引っかかっちゃダメだろ。」

 「あぁ。新はどうだった?」

 「ん~、まぁまぁかな。ウサギが3匹に魚が7匹とれたよ。」

 「すげーな!でも、どうやってウサギさばこうか・・・」


 と瞬がうなっていると、


 「・・・私さばけると思います。」


 とそのが言った。意外すぎる。


 「え!?そのできるの!?」


 とみずきが驚いたように言う。


 「・・はい。家族がサバイバル好きで、たまに連れて行かれていたので。」

 「じゃぁ料理は任せるとして、ナイフはある?」

 「はい、自前のが。」


 といい、少し大きめなサバイバルナイフを取り出した。


 ・・・ちょっと怖いよそのさん。


 「じゃ、じゃぁとりあえず、火の用意と水の用意だけしておくか。」


 と瞬は言った。


 「私が火の用意できるよ。」

 「おっけー。じゃぁ俺が水くんでくるよ。新は火の用意手伝ってくれるか?」

 「了解。」


 と言うと瞬は空のペットボトルの容器を数本もっていなくなった。


 「さて、どうやって火をつけようか?」

 「ふっふっふ。私のgiftを忘れたわけではあるまいな?(笑)」

 「???」

 

 首をかしげていると、もどかしそうに


 「私のgiftはプラズマだから火なんてすぐつけることできるよ~!」


 と言った。


 「あぁ、なるほど!俺は何をすればいい?」

 「とりあえず、燃やすための薪を集めよう!」

 「了解!」


 森に入って薪を拾い歩く。




 ある程度の数を拾ったので、ベースキャンプへ戻る。


 水を汲みに行った瞬はもう戻っていて、近くにあった大きめな岩に腰を掛けている。


 「お帰り。近くに湧水あったからそこで水いれてきたよ。」


 と、水の入ったペットボトルをほおってくる。その水に口をつけ一口飲んだ。


 しばらくすると、みずきも戻ってきたので、薪をくべて火をつけてもらう。


 

 みずきは手を薪の方へかざし、精神を集中させているようだ。次の瞬間手のひらがぽぉっと明るく光り輝き、その光が手を離れ薪の方へと近づいて行く。薪にあたった瞬間に薪に火が付いた。


 パチパチ。


 「「おぉ~!すげー!」」


 と男二人は興奮していた。


 そのはと言うと・・・


 少し笑みを浮かべたままウサギをさばいていた。



 ・・・・



 ・・・・



 そのは怒らさない方がいいのかな?


 俺と瞬は同時にそお思った。


 

 そのの料理の準備も終わり、食事の準備をする。枝に魚を刺して、たき火の周りの地面に指していく。ウサギも下準備をし長めの枝に刺すと、Y字型になっている枝を両端の地面にさすと、そこに立てかけ、あぶっていく。


 「なんかキャンプみたいだな。」


 瞬が楽しそうにつぶやいた。


 このまま、何もなく終われば楽しい?キャンプで終わるんだけどな。などと考えていると


「・・・もう魚食べられるんじゃない?」


 と焼き加減を見ながら言ってきた。


 焼きあがって食べれそうな魚を取ると、みんなに渡した。


「「「いただきまーす!」」」

 「・・めしあがれ。」


 一口目にかぶりついた。


 もぐもぐ。


 もぐもぐもぐもぐ。


 !?塩味がする!


 「塩なんてもってきてたの?」

 「・・いえ。塩生植物というのがあるんですけど、それから取りました。」

 「さすが、プラント・マスター!食べれる植物とかもわかるの?」

 「はい、それはすぐわかります。」

 「じゃぁ今度は野菜とかもとってきたいね。」


 楽しく談笑しながら食事をしていると、


 チリンチリン。


 彼らに忍び寄る影があった。

ん~。どうでしょうか?

なにかコメントをいただけるとよろこびます。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ