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スタバから※USバージョン  作者: MMPP.Key-_-bou


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3/3

ミルク入れ放題

 これは、私がアメリカにいた頃の話だ。

 どこの街にもある、あの緑のマークのスターバックス。


 朝のスターバックス。

 焙煎豆の香りがゆっくりと漂い、

 古いジャズが静かに流れている。

 客たちはノートPCに向かいながら、

 それぞれの“自分の時間”を過ごしていた。


 カウンターの端には、“Condiment Bar”。

 シュガー、ナプキン、ストロー、

 そして——ミルク。


 Whole、2%、Nonfat、Half & Half。

 その種類の多さに、いつも少しワクワクする。

 日本のスタバじゃ、見ない自由さだ。


 最初は遠慮がちに少しだけ注いでいた。

 コーヒーの香りを壊したくなかったから。

 でも、ある朝ふと思った。


「……これ、いくら入れても怒られないんじゃ?」


 ピッチャーを傾ける。

 白い液体がどくどくとカップに注がれていく。

 バリスタがチラッとこちらを見た気がして、

 私はそっと目を逸らした。

 まあ、自由の国だし——いいよね。


 ふと隣を見ると、アメリカ人の学生が、ミルクをドバドバ注いで笑っていた。


「Free country, right?」


 その言葉に、思わず吹き出しそうになり、そしてつぶやいていた。

「それ、コーヒー味のミルクやんけ!」


 彼に向って、私はカップを軽く掲げて言った。

「Yeah... your coffee, your responsibility.」


 二人で「にやっ♪」と、笑い合った。

 笑い声が、店内のジャズに混じって消えていく。


 その日もアメリカの朝は、少しだけ自由すぎた。


※この国の自由とは、かならず責任がつきものだよね!っていうオチ……説明させんなよ!?


あとがき――

 アメリカで学んだのは「自分のコーヒーには自分で責任を持つ」というシンプルな自由でした。

 名前を間違えられても、チーズを食べられても、全部ひっくるめて That’s life.雑だけど、どこか優しい国です。

 日本に戻ってふと思います。

「人生、もう少しミルク入れてもええんちゃうか?」

 ちょっと優しく、ちょっと暖かく、読んでくれてありがとうございます。

MMPP.key-_-bou

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