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36/82

36 Fランクに

うーん、まぁ、すごいよな…


「私が手を下すまでも無いでしょう。

コカトリスはレベル60くらいまでしかありません。

あなた方で十分ですね。」


ゾードはクールにそう言った。


それからは、俺、ミア、風助が主に敵を倒していった。

そうして、とうとうダンジョン・ローザの最下層までを攻略し終え、俺たちはGランク最後のダンジョンを制覇したのだった。


帰り道、ギルドに向かい、Fランクに上がる手続きをした。

そして、ついでに依頼も取っておいた。

引き受けられる依頼の数は3つまでで、俺は最大値まで依頼を受けた。


そうして、スーパーマーケットに寄ってミアが食材を買い、俺たちは屋敷に戻った。


ゾードはサウナに入ると言って(屋敷にある)、どこかに消えたし、ジョーカーはゲームに夢中、ミアはミステリー小説を読むと言って居た。


俺は唯一の趣味兼仕事である、動画配信をする事に。


動画を編集してアップすると、すぐにコメントが来た。

なんだか、今回のコメントは偏っているようだ。


maimai「ゾード様…悶絶…♡」

サラダ「ゾードかっこいくない!?」

みー「ゾード君…好き…」

◯◯◯「やばいイケメンキターーー!」

6/5「何なの!よろず♾️、顔面偏差値高く無い!?」

真奈「リーダー・ツキノ以外はねw」

k「いや、リーダーも悪く無いよ。」


などなど、主に女性の新規チャンネル登録者が増えており、圧倒的にゾードの影響だと考えられる。


はぁぁぁあ…

そりゃ、ヴァンパイアだもんなぁぁ。

かっこいいに決まってる…


少しの僻み混じりに、俺は配信を終えた。


ミアが夕飯を作り終えたので、みんなで食卓についた。


今日は照り焼きマヨネーズピザと、ミネストローネ、それからサラダだ。

どれも美味しそうだ。


「ふむふむ。

照り焼きというのですね。

このあまじょっぱいソースが照り焼きソースですか。

悪くありませんね。

あ、私の赤ワインはロマネコンティでお願いしますよ。」


ゾードが偉そうに言う。


お前はメルローでも飲んどけっ!


と、思わず心の中で突っ込んでしまった…


「ところで、ダンジョンには変異体が出ませんでしたか?」


ゾードは言った。

あれ?

俺、変異体の事話したっけ?


「出たよ。

ジョーカーとミアが討伐チームになってさ。

0011ログドっていうコードネームの変異体を倒したよな?

でも、どうして変異体の事を知ってるんだ?」


俺は尋ねた。


「やはり、出ましたか…

いえ、こっちの話。

では、そろそろ特訓を始めないといけないでしょうね。」


「特訓?」


「そうです。

あなた方はまだまだ弱い。

私が直々に指南します。

明日から覚悟しておいてください。」


ゾードは言ってワインの残りを飲んだ。

ここまで読んでいただきありがとうございます!

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