謎の石碑の解読と謎
ミカとバンチョウは古代の石碑の前に立ち、その表面に刻まれた謎の文字をじっくりと調べていた。石碑には、風化によって部分的に読み取れなくなった文字が彫られていたが、ミカの鋭い観察力とバンチョウの豊富な知識がそれを補った。
「この文字…何かの警告のようね」
とミカがつぶやいた。
バンチョウは頷きながら、「確かに。『封印』という言葉が何度も出てくる。だが、何が封印されているのか…」
次の瞬間、石碑の文字が淡い光を放ち始めた。ミカとバンチョウは驚きの表情を浮かべた。光が強くなると同時に、その文字と同じ形をした未知の生物が突然現れた。生物は、まるで石碑から抜け出してきたようだった。
「なんだこれは」
ミカが叫んだ。
生物は二人に向かってゆっくりと近づいてきた。体は半透明で、光を反射して虹色に輝いている。
「気をつけろ、ミカ!」
バンチョウが警告した。
二人は後退しながら、生物の動きを観察した。生物は攻撃的な様子はなく、ただじっと二人を見つめていた。
「この生物は…石碑の守り手なのかもしれない」
とバンチョウが推測した。
ミカは慎重に生物に近づき、手を差し出した。生物はその手をじっと見つめ、そしてゆっくりと触れた。驚くべきことに、ミカはその瞬間に古代の記憶が頭の中に流れ込んでくるのを感じた。
「この山には、まだ解明されていない秘密がたくさんある」
とミカは静かに言った。
バンチョウも同じように生物に触れ、同様の感覚を体験した。二人はその後、石碑の正体と黒又山に隠された謎を解明するための新たな手がかりを得た。
「これからが真の冒険の始まりだな」
とバンチョウは微笑んだ。
ミカも同意し、二人は再び山の奥へと進んで行った。未知の生物は彼らの後を静かに見守っていた。




