ハタグルマの里⑬
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翌日。太陽の門の前にオモテ、ビワ、オトヒメ、ラカン、リュウグウが揃った。広場の周りには生き残った里の人が勢揃いしていた。
「おや、一人多いようですが。」
ラカンがオトヒメを見た。
オモテが答える。
「はい。旅の仲間が増えたんです。」
リュウグウがオトヒメに近づいた。
「イサリビのお孫さんだね。怪我はもう大丈夫?」
「はい!リュウグウ様。その、お薬大変貴重だったと伺いました。ありがとうございました!!」
リュウグウがビワを見る。
ビワは素知らぬ顔をしている。
「気にしないでくれ。イサリビのこと、残念に思う。だが、その孫は武具王の能力を受け継いでいると聞いているよ。二人のサポートをしっかり頼むね。」
「はい。お任せください!」
そのとき、里の上の方近くでクジラの声がした。
「みなさん、いらっしゃいました。」
その場にいる全員が、里中の皆が上を見上げる。
太陽の門の前の広場に大きなクジラ舞い降りた。
黒色で、体中傷がある大きなクジラ。だがその体表の傷はまるで水底に映る水面の模様のようにきらきらして見え、神々しさを感じた。
リュウグウが大きな声で里中に声を伝える。
「今、この里を救った英雄!!オモテ!!!ビワ!!!!この2名と!!かつて100年前に起こった海の雷戦争の英雄武具王イサリビ!!その孫オトヒメが天海に向かう!!!!!!彼らの目的はかの魔王討伐である!!!!!!!!!!!!!」
「「「!!!!!!?」」」
オモテ、ビワ、オトヒメはとてもびっくりした。
「かの魔王を打ち倒し!!!!!オモテは村の巫女姫を救い出し、我らが太陽を救い出すのだ!!!!!!みな!!!!盛大に祝福を!!!!!!!!!」
ウォオオオオオオオオッ!!!!!!!!!と里中から歓声が沸き上がる。3人を讃え、旅の無事を祈る歌を熱唱した。
「おい、リュウグウ!魔王とはなんだ!?」
ビワが怖い顔でリュウグウをにらむ。
「そ、そうですよ・・・魔王?精霊様を救い出すのではないの?」
オトヒメは顔を青くしておびえた。
「いったいどういうことですか?」
オモテもリュウグウに困惑して問う。
白い魚もじっとリュウグウを見つめているようだった。
リュウグウは白い魚を身ながら答える。
「この旅の先に魔王が見えたのだ。みな、気をつけてね。」
最後の爆弾発言を残し、ラカンにせかされて3人はクジラの口の中に入った。
高らかな巻き貝のラッパが会場に響き渡る。
門の横にいるダイオウイカが、太陽の門をゆっくり、ゆっくりと開けた。門に向かって吸い込まれるような激しい海流の流れができた。
その流れに身を任せ、クジラは天海に向けて泳ぎだす。
その様子を、神殿のテラスから見る者がいた。
「ヌタ殺し、今出ました。」




