ドラゴンライダーに憧れて

第18話

日本語で聞こえていた理由もわかったところでヌベスは全体を一瞥して、鼻を鳴らしてどこかへ飛んで行ってしまった。

今は1年生で新入生ということでお前らのことはまだまだ認めていないからな、ということなのかもしれない。

「……さて、今日はこれぐらいだ。これからは君らは同級生にしてライバル、切磋琢磨していく仲間となる。それをよくよく覚えておいてほしい」

いったん談話室に、と先生がそれから言ってくれたおかげで、この寒い塔の頂上からようやくおりることができた。