強力な味方
雨宮莉乃、彼女の名前を知ってからどうすれば彼女の連絡先を聞けるか、俺は考えていた。
そーいえば、今回イベントに遥人も出るんだっけか...。あいつに相談乗ってもらうか...。
山崎遥人、俺と同じ声優で歳も同じ歳。
新人の頃から知っているが初めから仲が良かった訳でもないが、遥人の人懐っこさと根気強さに俺が負け、そこから交流がある1人である。
「遥人、ちょっと話があるんだけど今いいか?」
LINEを送ると直ぐに既読がつき、返信があった。
時間あるとの事で、電話をするとすぐに遥人がでた。
「どしたのー?」
ゆるい声で聞いてきた彼は相変わらずだ
「今度、一緒に仕事じゃん」
「朗読でしょ!」
「そうそう。そこのプロデューサー覚えてる?」
俺はそこから彼女の話をして、経緯を話した。
「で、連絡先を知りたい、と」
「おぅ」
「聞けばいいじゃん!」
「それが出来てたら相談してねぇよ」
「でも、あのまみやんが恋愛相談なんて」
「なんだよ...」
「いや、嬉しくてさ!今までそんな話聞いたこと無かったから」
「...10年以上好きなんだから今まで言えてなかっただけだよ」
「それがビックリなんだけど」
きっと電話の向こうでは笑ってるな
「俺だって自分でもビックリしてるよ。とっくに諦めたから。でもこうやってまた会えたのも諦めんなって言われてる気がしてさ」
「そうだよ。諦めが悪いのがまみやんでしょ」
「へぃへぃ」
「褒めてるからね!」
「とにかく作戦会議!」
そこから遥人と一緒に連絡先聞き出す作戦を練ったのであった。




