表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/11

第二章 5話

再構築

「不具合により世界が再構築されます!」



ナビ子がそう言うと辺りが光りに包まれた。


・・・・・しばらくして景色がはっきりとしてきて

辺りを見渡すと見覚えのある森林の中にいた。



(ここは・・・最初にいた場所?)


「ナビ子!どうなってるんだ?」


(あれ?ナビ子がいない。ああ、そういえば最初遅れてきたっけ。

まぁやることは分かってるしそのうち来るだろう。

それにしてもNPCに名前を付けたら不具合って・・・

とりあえず最初の村は素通りしてキャンプしてればトムとアユミが

くるだろうから、キャンプ地まで向かうか・・・

とはいえ、また全裸スタートか・・・ナビ子いないしどうすっか・・・

トムとアユミに合流する前にせめて下半身はなんとかしないと)



全裸のまま村の中に入るわけにはいかない裕太は少し迂回し

キャンプ地へと向かった



(とりあえずサバイバル動画の見よう見まねで腰みのはできたけど

キャンプ道具が入ったリュックも無いから食べ物もない。

武器も無いから狩りもできないし焚き火も付けてないから

このまま夜になったらさすがにいろいろヤバいかも)


「おーい!ナビ子ぉ!」


(まだいないのか・・・前回ならとっくに来ててもおかしくないのに

どうしたんだ?不具合ってのの影響か?結局不具合でリセットされた

のはなんとなく理解できたが詳細はナビ子や神のじじぃに聞かないと

わからないから早く来てもらいたいんだがなぁ)



ナビ子が現れないまま裕太は草原の真ん中にある岩陰で敦と亜弓美が

来るまで待つことになった。

しかしその日、敦と亜弓美は現れなかった。



(あいつら前回と同じ行動をとってないってことか・・・)



裕太はドラゴンの住む山を超えるときに話していたことを思い出した



(そうか。あの街に行けば・・・だけど今回は一人だしドラゴンの

子供が現れたら勝ち目がない、そもそも武器すら持ってないしな。

気づかれる前にさっさと超えたいところだが、村までもどってなんとか

身支度を整えたほうがいいか)



以前あまりいい対応をしてもらえなかったことを思い出しながらも

裕太は村へ戻ることにした



(お金もないし腰みのだけで村に入ってどうやって身支度を整えるか・・・

よし!あの作戦でいってみるか)



裕太は村の入口近くで畑仕事をしている村人が見えてきたところで

わざと倒れて行き倒れを演出してみた



「・・・」


「・・・・・」


「・・・・・・・・・・」



しかし一向に村人は気づいてくれなかった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ