表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祖母の昔話  作者: 鳥肉
1/11

初めに

時代は大正の終わりから昭和のはじめの頃


私(筆者)の祖母が、大正11年生まれですから十四歳くらいのことです。


まだ石炭が主な燃料でしたから、全国で石炭採掘が全盛期でした。


祖母の生まれ育ったのは九州の福岡県。大きな炭坑がいくつもある全国でも栄えた都市です。


祖母の母(筆者の曾祖母)の名前はハルエ。

近所では「櫛巻きのハルしゃん」と呼ばれ、知らない者のない有名人でした。


いつも浴衣にタスキ掛け、前掛け下げて、えり化粧、髪は(くし)巻き。


櫛巻きとは髪のまとめ方の一つで後ろに髪をとかし、後頭部に櫛(時代劇で見るようなやつ)を平行にさし、そこに髪を8の字に巻いていき、最後は端を櫛の歯に挟んでとめる。


いつもその髪型だったそうです。


元は呉服屋の娘で気が強く、真面目で働き者。

炭坑夫相手にうどん屋と煙草屋両方していました。


商売上手でかなり儲かっていたらしいです。


祖母は学校に通いつつ店の手伝い、弟、妹の子守りです。


小さい頃から芸事が好きで芝居を見にいったり、自分で着物をぬったりしていました。


子供の頃は結構裕福なお嬢様で、蝶よ花よと育てられたとは本人の談。


そんな二人の周りで起きた様々なことを紹介していきます。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ