43.戦争準備
渾身の処女作です!
本気で書いているので、ぜひご一読ください!
完結確実
オーレンが玉座の間の扉の前にいた。
血まみれだ。
反対派の貴族の掃討を終えた直後なのだろう。
だが、様子がおかしい。
なぜか殺気を感じるのだ。
そもそも、貴族どもの殺害を終えたその足で国王に面会するのもおかしい。
ひとまず俺は声をかける。
「何をしているのだ。」
すると、オーレンは俺の声に驚いた様子でビクッと体が震えた。
「はっ!
よおジェラルド、こんなところで何をしている?」
取ってつけたような質問だ。
「それはこっちのセリフだ。
その返り血、貴族どもをヤッたのだな?
王に面会するなら、せめてシャワーに入ったらどうだ?
それからでも王への報告は遅くあるまい。」
オーレンはどうも落ち着きのない様子だ。
「あ、ああそうだな・・・。」
そう言うと、オーレンは去っていった。
あの殺気といい落ち着きのなさといい、なにか怪しい。
まさか、国王ソルティを殺そうとしていたのではあるまいな。
やつはたまに国王になりたそうな振る舞いを見せる。
国王の座を狙っているのだろうか。
いずれにせよ、やつを信用するのはよくない、常に警戒を怠らないようにするべきだろう・・・。
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さて、新王政反対派の掃討も済んだので、俺たちは戦争の準備に取り掛かることとした。
会議には俺とソルティ、オーレンに貴族たちが参加している。
貴族たちは内心は俺たちの存在を面白くないと思いつつも、その意見を俺とオーレンの武力で押さえつけている状況だ。
ソルティが口火を切った。
「まずは戦争の目的です。
目的はなんとしましょう?」
「目的は、エルテクスの戦力を削ぎ、アブソルティアの立場をより強固なものとするためだ。」
もちろんこれは建前だ。
本来の目的は、人間の負の感情を引き出し、魔王ベルのチカラを強めるためだ。
「戦略はいかがしましょう?」
「俺の能力で生成した回復薬を使う。
その回復薬を使えば、腕が吹っ飛んだって治る。
これがあれば負けようもなかろう。」
「本当にそんなことが可能なのか!?」
貴族が疑いにかかる。
「ああ。俺は剣聖ガルガッソを負かした男だぞ?
俺の能力をあなどってもらっては困る。」
「エルテクスだが、あそこはテクノロジーが発達している国だ。
やつらの機械仕掛けのからくり兵どもへの対策はできているのか?」
「それも俺の能力で完封できる。
安心しろ。」
バットスコークというコウモリの魔物の能力が使える。
コウモリの超音波攻撃によって、からくり兵の通信網は崩れ、何もできなくなるだろう。
「そんな・・・。
回復だけでなく、からくりをも突破する能力などありえん!!
こやつはペテンであるぞ!!」
またも貴族が疑いにかかる。
「ほお?
剣聖ガルガッソを屠ったように、貴様を殺しても良いのだが?」
「ひっ、ひいい!!!
わ、わかった、ジェラルド氏の言う通りにしよう・・・。」
「他に文句のあるやつはいないな?」
貴族たちは数秒間ざわつき、みな口を閉じる。
「よかろう。
その他、兵の準備、兵糧の準備、住民の避難の手配は貴族らに任せる。
以上!」
そうしてその場は解散となった。
オーレンが俺に問う。
「さっき言っていた、腕が吹っ飛んでも治るっていう薬、あるのか?」
「ここにはないが、魔王城にならある。
どうした?」
「いやあ、ちょっと俺の体で治したいところがあってだな・・・。」
オーレンの鎧に隠している、肩から生える2本の腕のことである。
これは、ベルとの闘いで失ったままだった。
「その傷口は今どうなっている?」
「焼いて止血処理したんだがな、今は傷口はふさがっているな。」
「それなら無理だ。
その薬は傷口がふさがる前でなければならん。
残念だったな。」
「そ、そうか・・・。」
オーレンは悲しみの表情を浮かべる。
「さて、その薬なんだが、まだ量が足りない。
俺が魔王城へ行って生産しなければならん。
少し留守にするぞ。
その間、王政は任せる。」
「そうか、任せろ!」
そうして俺は魔王城へ向かった。
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魔王城へ着くと、俺は早速、回復薬の生産に着手した。
その回復薬は、ヒーリングフェアリーとなった俺の精なる液を数滴、聖水と混ぜることで作られる。
よって、交尾の相手が必要となる。
その相手として、俺はプリムを選んだ。
「ラル様! 私を選んでくれたのですね!」
「ああ、プリム。
魔王城を長く留守にしてしまってすまない。
今はアブソルティア帝国の王政を動かしていてな。」
「私のことはお構いなくなのです!」
「実はな、これから俺の精なる液が大量に必要になるんだ。
だから、プリムに協力してほしい!」
「ラル様の頼みなら、お安い御用なのです!」
俺はヒーリングフェアリーへとメタモルフォーゼした。
そして、プリムに様々なご奉仕をしてもらい、精なる液を大量に生産した。
アブソルティア兵50万人分の回復薬だ。
俺は3日間ぶっ続けで搾精マシンと化した・・・。
こうして、エルテクスとの2国間戦争に必要な準備は完了したのであった。
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