40.ソルティ王子
渾身の処女作です!
本気で書いているので、ぜひご一読ください!
完結確実
俺は再び夜中に王城を訪れていた。
「メタモルフォーゼ・カゲツカイ!!!」
またしてもカゲツカイの能力で王城に潜入する。
大浴場の扉から少し光が漏れている。
皇子ソルティがいるのだろうか?
なにやら話し声が聞こえる。
「ソルティ様、いつ刺客が訪れるやもしれません。
お気を付けください。」
「ああ。私には用心棒となる後ろ盾もないからな。
うかつに国民の前に姿をさらすわけにもいかん・・・。
どうしたものか。」
ソルティがいる!
しかも、用心棒を用意できていないらしい。
それもそうか。
ソルティの用心棒が務まる人間などそういない。
なにせ、剣聖ガルガッソを打倒した俺と、帝国随一の猛将オーレンを敵にする羽目になるのだからな。
ソルティの用心棒になるなど、死にたいと言っているも同然なのだ。
俺はカゲツカイで大浴場の扉をすり抜け、大浴場の中に入る。
するとそこには、裸の侍女たちの中に、タオルを胸まで巻いた美少年が1人いるではないか。
この美少年がソルティか!
父親であるアブソルティアと同様、侍女たちを侍らしての混浴!
息子まで破廉恥の変態であったとは、万死に値する!
「ソルティ王子、打ち取ったり!」
俺は叫び、ソルティめがけて武術・流星一閃を放つ!
ソルティは驚き、身に付けていたタオルがはだけた。
「きゃああああ!!!」
あらわになったソルティの柔肌は白く透き通り、そこには2つの山があった。
なんと、ソルティは女だったのだ!!!
「お、女だと!?」
ソルティは慌ててタオルで胸を隠す。
「魔物・・・?
暗殺者ですか・・・!?
私を殺しに来たのですね。
覚悟はできております!
父上、私もすぐにそちらへ行きます・・・。」
そう言うと、ソルティは天を仰ぎ、首を挿し出す。
ソルティには後ろ盾もないし罪もない。
俺は弱者の味方だ。
こいつを殺すのは俺の信念に反する。
「いや、やめだ。」
俺はつぶやく。
「え?」
ソルティは俺の一言にあっけにとられている。
「言葉の通りだ、俺は君を殺さない。
用心棒もいないようだし、君には罪もないし。」
「しかし、私はあなたと戦う覚悟を持って王位につくと宣言しました!」
「しかしな、君を殺したくはない。」
「では、私があなたを殺します!
そして、私が王位を継ぎます!
うああああああ!!!」
そう言うと、ソルティは短剣を手に取り、俺めがけて突進してきた。
俺はそれをかわし、手刀でソルティを気絶させた。
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俺はソルティを王の寝室に寝かせた。
「目が覚めたか?」
目を覚ましたソルティに声をかける。
「はっ!
私はなぜ生きているのでしょう?」
ソルティは、自身が生きているのが信じられないという表情だ。
「悪いな、君は平静を欠いているようだったから、気絶させてもらった。
少しは落ち着いたか?」
「え、ええ。
しかし、何が目的なのでしょうか?」
「君は殺さない、でも王政はいただく。
王位には君がつくがいいさ。
でも、実質的な支配はこちらにさせてもらうよ。
それで手打ちでどうだ?」
「いやです、といっても拒否権は無いのでしょう?」
「ああ、まあな。」
「わ、わかりました。
私に残された道はそれしかないのでしょう。
しかし、魔物に国を支配されるというのはどうも納得がいかないのです!」
「ああ、心配するな。
俺は魔物ではない。」
そう言うと、俺はメタモルフォーゼ・カゲツカイを解いた。
「まあ、人間でいらしたの!
それでしたら、魔物に支配されるよりはマシですわ。」
「まあな。
それと、君の父を殺したのは間違っていないと思っている。謝るつもりもない。
君の父は国民に対し、あまりに多くの罪を働いた。
それはわかるだろう?」
「ええ、私も王の子として、覚悟はしてまいりました。」
「それでは、オーレンにもこのことを知らせよう。
君の護衛はこれからはこの俺とオーレンが行う。
安心しろ、最強の2人だ。」
「はい!」
ソルティは安堵の表情を浮かべた。
ひとまず、暗殺者に殺される心配がなくなったことへの安堵だろう。
しかし、すぐに真剣なまなざしを取り戻し、俺に質問した。
「しかし、どのような王政を築かれるのでしょうか?
まさか、独裁的な野蛮な政治をされるのでは?」
痛いところを突いてくる。
まあ、そこを心配するのは当然か。
「いや、庶民を救う方向性を強める。
君の父親の政治は貴族に偏りすぎていた。
それを修正するんだ。
それと、エルテクスに戦争を仕掛ける。
この理由は言えないな。」
理由は、ベルの魔力を高めるためだ。
ベルは人々の発情からエネルギーを得られるが、それだけでは満足しない。
やはり、人々の負の感情も必要なのだ。
しかし、そんな理由をソルティに伝えることはできない。
魔王が絡んでいるとなっては、契約を破棄されかねない。
「前者は私も賛成です。
後者は反対です。
なぜそんなことを・・・。」
「庶民を危険にさらすような戦争はしないさ。
戦うのはあくまで兵士同士。
最低限の犠牲で済ませるさ。
それに、そもそも君はこれに反対する権利を持たない。いいな?」
「わ、わかりました・・・。」
こうして、俺はソルティと契約を交わした。
王位はソルティに譲るが、実質的支配は俺とオーレンが行うという契約を。
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