開店初日
ヒナタさんから借りた建物を改修して数日今日はいよいよエレミットガーデン和国出張店オープンの日です。
ホウ「建物の改修なんとか間に合いましたね。」
スズカ「ホウさん、ありがとうなのこれでなんとか開店出来そうなの。」
ペティ「今回も折り紙を飾っているんですね、とても可愛いです。」
マナ「前回好評だったからね。」
イチゲ「結構良い感じの内装ね、商品も美味しそうね。」
そこには以前サントリナの周りの屋台にいた、イチゲと、金髪ショートヘアーの女性が来ていました。
メディ「イチゲ久しぶりね、まだ開店前でバタバタしているからもう少し待って欲しかったんだけとね。」
シュウカ「まあまあメディ開店準備はほぼ終わってるし良いじゃないか、イチゲこの前はありがとうございました。」
イチゲ「開店前のタイミングで来たのは忙しくなるかなと思って料理の手伝いをしようと思って来たのよ。私も貴方達が作るパンには興味があったからね、一緒に来たのはエルリム、この和国とあなた達がいた王都を結ぶ観光船で給仕をやっているの、昨日戻ってきてしばらくいるらしいから、このパン屋の話をしたら興味があると言ったから連れてきたのよ、彼女も給仕を手伝いたいと言っていたしね。」
エルリム「これが王都で話題のパン屋なんですね、本当に見たこと無いパンばかりなんですね、異世界から来た人が考えたパンがメインに作られているだけはありますね。」
イチゲ「そもそもこの辺りはパンは珍しいからね。」
ふわり「確かにこの辺は米食がメインみたいだし、パンはあまり作られてないのかも。」
マナ「小麦粉を使うとしたらうどんみたいな麺が多いのかな。」
エルリム「まあ確かに小麦粉を使った主食と言えばうどんが思い付くわねでもそもそも私達は麺と言えば昔から蕎麦を食べてきていているのよね、この村でも小麦の栽培もしているし。」
イチゲ「まあでもこの辺りでは珍しいパンを売るお店だからね、村でもこの店の話で持ちきりだから、お客さんは多いと思うわよ。」
スズカ「お客さんが来るの今から楽しみなの。」
モヨギ「スズカ様の作るパンはどれも素晴らしいものばかりだから確実に売れますよ。」
ふわり「スズカだけじゃなくて、私達もパンを作るんだけどね…。」
銀髪ショートヘアーの妊婦が店にはいってきました。
ヤツキ「ここが新しく出来たパンを売る店なのね、他のお店とは雰囲気が違いますね、あのすみません、どんな病気にも効くと言うカレーを使ったパンがあるときいたのですけど、まだありますでしょうか?」
メディ「いらっしゃいませ、もちろん特性カレーパンはありますよ、他にも色々あるので見ていってくださいね。」
ティム「あらヤツキじゃない、あれから体調の方はどうかしら?」
ヤツキ「ティム様もこの店にいらしていたんですね、以前に比べればだいぶ体調の方は良くなってきていますよ。」
ティム「なら良かったわ、もし自力出産が無理そうならいつでも言ってね、私はいつでも大丈夫だから。」
ヤツキ「ありがとうございます、でももう少し頑張ってみようと思います。」
ティム「わかったわ頑張ってね。」
エイミ「和国の此村にパン屋があるなんてね、憧れていた温泉の帰りに御神木が有名な此村に来てみたら良い店を見つけちゃった。」
金髪ポニーテールで青い瞳の浴衣の女性が興味深そうに店内を見ています。
シュウカ「いらっしゃいませ、何かお探しですか?」
エイミ「珍しいパンばかりだから店内を色々見てたのよ、和国でパン屋事態珍しいしね、またこの辺りに来ることがあったらよろうかな。」
シュウカ「気に入ってもらったところ悪いけど、私達は普段は王都でエレミットガーデンと言う店をやっていて、この店は期間限定店なのですよ。」
エイミ「エレミットガーデン聞いたことあるわ、珍しいパンを色々取り揃えている店だって.でも残念ねせっかくここにまた来る楽しみがもうひとつ増えたと思ったのに、そうだわ何かこの辺りの名物になりそうなパンは無いかしら?」
シュウカ「そうだねこの辺りの温泉は飲める飲泉だからその温泉を使った、枝豆の温泉蒸しパンと、温泉ベーグルの抹茶小豆味がお勧めだね。」
エイミ「温泉蒸しパンは何となく分かるけど、ベーグルとはどう言ったパンなのかしら?」
シュウカ「ベーグルと言うのは一度生地を茹でてから焼いて作るパンの事よ、温泉のミネラルが入っていてもちもちの食感になっているわよ。」
エイミ「話を聞いていただけで食べたくなったわ、それぞれ一つずつください、後この二つのレシピを近くの温泉旅館に教えて欲しいんです。」
シュウカ「はい、温泉蒸しパンと温泉ベーグルお待ちどうさま、レシピに関してはすでに温泉旅館と話しているよ。」
エイミ「そうだったんですね。」
ヒトカ「ここがこの辺りでは珍しいパンを売っているお店なのね、どれも美味しそうで目移りするね。」
チドリ「こう言うときは店員さんに聞けば良いのよ、すみませんお勧めのパン教えてください。」
桃髪ショートヘアーの女性と黒髪ショートヘアで白い大きなリボンを付けた女性が近くの店員に話し掛けました。
エルリム「いらっしゃいませ、お勧めですが?、えっとどのようなパンを探しているのでしょうか。」
チドリ「このお店限定のパンがあれば食べたいんですけど。」
ヒトカ「私はこのお店ならではでヘルシーなパンがあれば嬉しいんだが。」
エルリム「えっとそうですね、黒髪のお客様には、肉じゃがトーストなんてどうでしょう、パンに肉じゃがの潰したジャガイモをパンに乗せてからそれ以外の具を乗せてからマヨネーズを塗って焼いてから海苔を散らすんですとても美味しいですよ、きんぴらごぼうパンは、パン生地にマヨネーズを塗ってきんぴらごぼうを上に乗せてチーズを乗せて焼いたパンになります。」
チドリ「なんか美味しそうな感じはするけど肉じゃがと言うのはどう言った料理なのかしら。」
ヒトカ「私もきんぴらごぼうと言うのはなにか気になるのだが。」
エルリム「えっと少しお待ちください…。」
ふわり「エルリムなにか困ってるみたいだけど、どうしたの?」
エルリム「あっ、ふわりさん、実はお客様に肉じゃがトーストと、きんぴらごぼうパンを勧めていたんですけど、その元の料理の肉じゃがときんぴらごぼうについて説明できなくて。」
ふわり「あー、肉じゃがもきんぴらごぼうもこの世界では一般的ではなかったのか、気がつかなかったわね、肉じゃがと言うのは、牛肉か豚肉と、ジャガイモ、人参、糸こんにゃくを醤油や砂糖みりんで甘辛く煮付けた料理で、きんぴらごぼうは、ゴボウ、人参、蓮根を細く切って同じく醤油や砂糖みりんで甘辛く煮た食べ物になるわね、この国ならではの料理をパンにいれてみたのよ。」
チドリ「なんかボリュームがあって美味しそうですね、その肉じゃがトーストをください。」
ヒトカ「私はきんぴらごぼうパンをいただこうかな。」
ふわり「はいありがとうございます。」
エルリム「こちらが肉じゃがトーストと、きんぴらごぼうパンになります。」
チドリ「ありがとうございます、確かエルリムって、観光船の給仕の人でしたよね、今度利用するのでそのときはお願いします。」
ヒトカ「私もエルリムさんのおもてなしがとても楽しみです。」
エルリム「ありがとうございます、お待ちしていますね。」
エルリム「ふわりさん、お手数をお掛けしました。」
ふわり「こちらこそ事前の説明不足だったから、後で元の料理についても含めて、和惣菜パンについて説明するね。」
エルリム「はい、よろしくお願いします。」
エリカ「ここが珍しいパンを売っているお店なのね、甘いものもあるかしら、どう思うセツナ。」
セツナ「所々甘い香りもしていますし、甘いパンもたくさんありそうですよ。」
アザミ「エリカは相変わらず少し強引なんだから、ユイカも巻き込んで悪いわね。」
ユイカ「いえ大丈夫ですよむしろ、私もセツナからこの店の話を聞いて楽しみにしていましたから。」
赤髪でおさげの高貴そうな女性と、黒髪でポニーテールの女性、黒髪ロングヘアーの女性、桃髪ショートヘアーの女性が
入って来ました。
シュンカ「いらっしゃいませ~甘い~食べ物を~探して~いるのかしら?」
エリカ「そうですけどお勧めは何かあるのかしら?」
シュンカ「あんパン系も~あるけど~フルーツを~使った~パンが~お勧めね~ゆずの~バウンドケーキ~、メロンクリームと~メロンの~果肉~入りの~メロンパン~、ブドウ~メロン~オレンジ~桃、生クリームを~使ったお花の~フルーツサンド~お後レモンの~ガトー~マジック?~もあるわ。」
エリカ「どれもフルーツを使ったパンなのね、実物はあるのかしら。」
シュンカ「もちろん~あるわ~今~持って~来るわね~…ゆずの~バウンドケーキ~、メロンクリームと~メロンの~果肉~入りの~メロンパン~、4つの~フルーツと~生クリームを~使った~花の~フルーツサンド~、レモンの~ガトーマジック~になるわね~。」
セツナ「どれも美味しそうだけど、私はこのバウンドケーキが気に入ったわね、ゆずの爽やかな香りがしますね。」
エリカ「私はこのガトーマジックと言うのが気になりますわね、レモンの香りがしてこちらも爽やかですわ、それに二層に分かれているのも興味がそそられますわ。」
アザミ「私はこのメロンパンかな、メロンクリームにメロンの果肉も入っていて美味しそう。」
ユイカ「私が気になったのはこのフルーツサンドね、断面が花の形になっていてお洒落て可愛いわ。」
シュンカ「この~4つの~パン~一つずつの~注文で~良いのかしら。」
エリカ「どうせなら皆で食べたいから、二つずつお願いしますわ、他の人も大丈夫ですわよね。」
ユイカ「他のも気になってたからそれで大丈夫よ。」
アザミ「私も良いわよ。」
セツナ「私も大丈夫だ、どうせならすぐに食べたいんだけど、近くに落ち着いて食べれる場所はないかしら?」
シュンカ「それなら~この奥に~イートイン~スペースが~あるから~案内~するわ。」
シュンカ「ここが~イートイン~スペースよ~、そこにハーブティーや~牛乳~お茶~なんかも~無料で~飲めるから~利用すると~良いわ~。」
エリカ「丁寧な説明ありがとうございますわ、早速食べましょうか。」
セツナ「それもそうだな、どうして店員さんも一緒に座ってるのかは少し気になるけど。」
ユイカ「まあ皆で食べる方が美味しいですし良いのではないのですか。」
アザミ「この店員さんも仕事中な気もするんだけど…。」
エリカ「このレモンのガトーマジック、良く見ると三層になっているのね、上はしっかりとしたケーキなのに、下はクリーム状になっていて、真ん中は下のクリームより少し固めですわね、この一体感は別々に作ったわけでは無さそうねどうなっているのかしら?」
シュンカ「えっと~確か~生地に~卵白を~泡立て~作った~メレンゲを~入れて~低い~温度で~長めに~焼くと~自然と~三層に~分かれる~だった~かな。」
エリカ「そうなんですわね、レモンの爽やかな酸味と食感の違いがあって美味しいですわ。」
セツナ「このゆずのバウンドケーキは、ゆずの風味とバターのコクがあって美味しいな。」
アザミ「このメロンパンと言うのは上のさっくりとした生地と、下のパンの一体感が良いわね、それに中のメロンも甘くて美味しいな。」
ユイカ「この4種のフルーツサンドは、見た目がお花の形をしてお洒落ですし、生クリームの甘味とフルーツの酸味がちょうど良いわね。」
ソラネ「こんなところに新しい食べ物屋があるのね、気分転換になれば良いんだけど、あら、この紙で作られた花や鳥良くできてるわね。」
マナ「いらっしゃいませ、どのようなパンをご希望ですが?」
ソラネ「なにか元気が出るぱんは無いかしら?、それとこの紙で作られた花や鳥は誰が作ったのかしら。」
マナ「それならカレーパンかな、それとこの折り紙を作ったのは私ですよ。」
ソラネ「そうだったんですね、良かったら作り方を教えてもらっても良いかしら。」
マナ「良いですよ、前子供達に折方を教えてから、教えるのが好きになったんですよね。」
ソラネ「子供達に教えるの大変じゃなかったですか。」
マナ「最初は元気良すぎる子供達に圧倒されたりもしましたけど、皆素直で楽しかったですよ、もしかしてお客様も子供達に教えたりしてるんですか?」
ソラネ「ええそうよ、近くの寺子屋で先生をしているんです、だけど最近子供達の接し方とかに不安を感じてまして。」
マナ「そうだったんですね、そう言うことなら折り紙はお勧めなんでしっかり教えますね、簡単のはすぐに出来ますし、私が出してる折り紙の本もありますから、それとこれカレーパンです。」
ソラネ「はいありがとうございます。」
マナ「取り敢えず、簡単の折り紙はこんな感じね。」
ソラネ「ありがとうございました、基本の形から教えてもらったから、分かりやすかったわ、今度子供達に教えようと思います。」
マヨイ「ここが今温泉街でも噂になっているパン屋なのね、色々なぱんがあるわね、それに店員さんからは不思議な雰囲気を感じるわね。」
銀髪セミロングの女性が入って来ました
スズカ「いらっしゃいませなの、何か気になった商品はありましたかなの?」
マヨイ「私は温泉街から来たんだけど、この村の名物にと温泉蒸しパンと温泉ベーグルのレシピを教えてくれたも聞いてね、どんなお店なのか見に来たのよ。」
スズカ「そうだったの、この村でお世話になった御礼だから気にしなくても良いの。」
モヨギ「スズカ様はとてもお優しいのですよ。」
マヨイ「あなたの雰囲気…精霊ですね、ふっふっそれにあの狼神を宿した少女を救い慕われているなんて、長年この地で生きているけど、こんなことが起きるなんてね。」
スズカ「なんか貴方からも私達精霊ににた波動を感じるの、どう言うことなの。」
マヨイ「温泉蒸しパンと温泉ベーグルも良いけど、他にもお勧めのパンがあるなら食べてみたいんだけど良いかしら。」
スズカ「なんかはぐらかされた気がするの、でもそれならこのみたらし団子パンがお勧めなの、この和国にあるみたらし団子と言うスイーツ風を真似て、作ってみたの。」
マヨイ「お団子を真似て作ってくれたのね、私もお団子は好きで良く作っているから興味あるわね、一ついただくわね。」
スズカ「はいどうぞなの、お団子は私は食べたこと無いから興味があるの。」
マヨイ「それならまた今度持ってくるわね。」
スズカ「嬉しいけど、王都に本店あるから数日しかいられないから大丈夫なの。」
マヨイ「そう言えばそうだったわね、だから温泉蒸しパンと温泉ベーグルのレシピを此村に伝えたんだったわね、それなら明日持ってくるわね、明日はまだ店をやっているんでしょう。」
スズカ「はいなの、楽しみに待っているの。」
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タマキ「エルリム頑張っているみたいね、安心したわ。」
マヨイが店の外に出ると、黒いロングヘアーの女性が店の外から、店内で働いているエルリムを見つめていました。
マヨイ「タマキも来ていたのね、こんなところにいないで店内に入れば良いのに、いつも観光船にいるから娘のエルリムがこうしてしばらく滞在するなんて滅多に無いことなんだし。」
タマキ「それは出来ないわ、もし直に会ってエルリムが私の事を母だと気づけば、エルリムの身に危険が及ぶもの、こうして遠くで無事な姿をみてるだけで充分よ。」
マヨイ「彼女達なら何とかしてくれそうな気もするけどね…。」




