前置き王都
海や山が恋しく思う季節王都の片隅で精霊姉妹がやっているハーブとパンの店、エレミットガーデンには、以前やったこどもの日フェアを切っ掛けに、妊婦や子供連れの女性の入店が増えてきました。
ノニア「いつものチョココロネをいただけませんか?」
シエナ「いつものカスタードコロネをくださいな。」
赤い服にツインテールの黒髪女性と青い服にショートヘアの女性がコロネパンを頼みました。
スズカ「ノニアもシエナも久しぶりなの、お腹がすっきりしてるけど、もしかして無事に生まれたの?」
ノニア「そうなのですわ、なかなか生まれないと思って心配していたのですが、数日前に無事にソニアが生まれましたの。」
シエナ「私もノニアお姉さんと同じ位のタイミングでシエルが生まれたのよ。」
スズカ「やっぱりそうなんですね、おめでとうなの。」
ノニア「ソニアはシエルより五分くらい早く生まれたから、ソニアの方がお姉ちゃんなのですわ。」
シエナ「シエルとソニアきっと私達みたいに仲良しになるわね。」
スズカ「お待たせなの、ノニアにチョココロネ、シエナにはカスタードコロネ、それとお二人に出産祝いののフルーツコロネと玉子コロネなの。」
ノニア「コロネ二つなんて良いんですか?」
シエナ「コロネパンもサンドイッチみたいに色んな具が詰めれるんですね。」
スズカ「無事に生まれた事のお祝いだから受け取ってほしいの。」
ノニア「そう言うことでしたら、ありがたく受け取らせてください。」
シエナ「ありがとうございます。」
アンジェ「メイリエッタ先生出産おめでとうございます、私とローラと同じ位のタイミングで妊娠して、私はセレンとおとはを、ここにいないローラもマリナを生んだのに、メイリエッタ先生だけ生まれてこなかったから、みんな心配していたんですよ。」
ヒスイ「そうですよ、何時までたっても出産の話を聞かなかったから、お腹の子に何かあったのかと、でも無事に生まれてきて良かったです。」
メイリエッタ「二人ともありがとう、何時までたっても生まれる兆しが見えなかったから、最近密かに話題になっていた産婦人科医のところに相談しに行ったら、先生から処置が必要と言われて、処置室で眠らされて気づいたらメロエッタが生まれていたの。」
ヒスイ「そうだったんですね、私ももしなかなか生まれてこなかったらその先生に相談してみようかな。」
桃髪でロングヘアーの龍人の女性が桃髪でツインテールの女性と、桃髪ロングヘアーの羊の獣人を連れてエレミットガーデンに入ってきました。
ティム「ここが私のお勧めのパン屋、エレミットガーデンよ。」
ファレ「この前ティムさんを食事に招待したのは、私の治療のお礼だったんだから、ティムさんの方からお礼なんて良かったのに。」
ティム「まあ私もここを紹介したかったし、ケーキセットも美味しかったからね、それにここなら新しいメニューのアイデアの参考なるかなと思ったから。」
ファム「色んな種類のパンがあるんですね、どれも美味しそうです。」
ジオラ「あ、あなた様は。」
ティム達がパンを見ていると、同じく店内でパンを見ていた、青髪ショートヘアの女性が声をかけてきました。
ジオラ「ティムさん、あの時はありがとうございました、お陰でこうして平穏にくらせています。」
ティム「そんな偶然が重なっただけなんだから気にしなくて良いわよ、後無事に生まれてくると良いわね。」
ジオラ「はい、本当にありがとうございました。」
クレア「うーん少し困ったことになったのじゃ
。」
シュウカ「おや、クレアどうしたんだい?もしかしてまたシャロン関連の事かい?」
クレア「シャロンが直接会って話し相手になってほしいと言われたのじゃが、ここから和国は遠くての。」
メディ「直接会ってって、ここから和国まではかなり距離あるわよ。」
トウカ「移動する、だけでも、数週間、かかった、はず。」
クレア「そうなのじゃ、だから困っているのじゃよ。」
シュンカ「風竜の~風華に~乗せてもらう~のはどうかしら?」
クレア「あの気まぐれの風華が話しに応じるとは思えないし、風華でも一週間は掛かると思うから、お願いするわけにはいかないと思うのじゃ。」
ふわり「確かに風華に連れていってもらうのは色々現実的ではないわね、でも船だともっと掛かるし。」
ティム「ちょっとよろしいかしら?」
シュウカ「いらっしゃいませ、すみませんお客さま、ご注文ですか?」
ティム「いえ注文ではなくて、皆さんの話が聞こえたんですけど、私なんとかする心当りがあるわよ。」
メディ「それ本当なんですか、詳しくお願いします。」
ティム「今はファレ達と一緒に店内を見てる途中だし、話が長くなるかもだから、閉店後にまた来ても良いかしら?」
トウカ「分かった、待っているわ。」
そして閉店後
スズカ「クレア達から話を聞いたけど、和国まで行く方法に心当りがあると言うのは本当なの?」
ティム「ええ本当よ、私は時空竜の娘だから···。」
メディ「時空竜って確か神級精霊の精霊竜の一人のあの時空竜ですか!?」
ティム「そうそう、それで時空竜の娘だから、転移魔法が使えるのよ、和国にも座標ポイントを設置してあるから、移動にもほとんど時間は掛からないわよ。」
トウカ「それなら、確かに、移動問題は、解決、するわね。」
シュンカ「話自体は~簡潔に~終わったけど~たくさん~人が~いる前で~話せない~内容~なのかも。」
ティム「別に時空竜の娘であることを隠してる訳ではないから、あまり公にしないのであれば問題ないわよ。」
クレア「その転移魔法を使う際に、一度に連れていける人数に制限はあるのじゃろうか?」
ティム「人数に制限は無いわね、まああまり多いと少し大変だけど、数十人位なら問題なく連れていけるわよ。」
メディ「それなら私達も連れていってほしい、話を聞いて私も和国の知り合いに久しぶりに会いたくなったし。」
ふわり「和国は、話を聞くと私の元いた国の昔の感じによく似てるみたいだから一度行ってみたかったのよね。」
ペティ「確か日本と言う国だよね、前に聞いたことある。」
ティム「もちろん良いわよ、でもそうなると店を臨時休業にする必要あるから、出発するのは三日後位でどうかしら。」
ふわり「良いですね、それなら後二三人増やしても良いですか?」
ティム「もちろん構わないわよ。」
ふわり「それならマナ達に声を掛けてみますね、マナ達も私と同じ日本から来たから和国は見たかったはずだから。」
そして三日後
ティム「さてみんな準備はできたかしら?まあ足りないものがあったら戻って来ても良いんだけど、出来るだけやめてね。」
スズカ「大丈夫準備は万全なの。」
シュウカ「数日滞在するかもしれないから、食料も持ってきたわよ。」
メディ「久しぶりにサントリナに会うの楽しみだわ。」
クレア「シャロンの惚気を聞きに行くことを考えると少し憂鬱じゃな。」
トウカ「話が、短く、すむよう、私達も、何とか、してみるから、場合によっては、シャロンの、夫を、連れてくる。」
シュンカ「和国の~美味しい~食べ物~楽しみ~だわ。」
ペティ「遠くにお出掛けするの初めてだから楽しみ。」
マナ「私達も一緒に行って良かったんですか?」
イリキエラ「私も飛び入りさせてもらったけど良かったのかな。」
ふわり「ティムさんからは了承をもらってるから大丈夫よ。」
ティム「それでは私が和国で拠点にしてる家に行くから、私の近くによって、手を繋いでね。」
ティムの声を聞いてクレア達はみんな手を繋ぎました。
ティム「準備出来たみたいね、それでは行くわよ、テレポート。」




