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つれづれな詩たち

夢の中で

作者: 風蘭

夢の中でだけ私は自由に

どこへでも行ってやりたいことをするの

誰かのせいだということはたやすくて

今を変えることは困難で

嘘と虚構と現実と

入り混じった今の方がよほどひどい悪夢で

描いた未来との落差に

ため息をつきたくなる



夢の中でさえ私は自由を

求めることさえ忘れてため息をつく

自分のせいだと責めることに慣れ果てて

今を変えることは困難で

嘘と虚構と現在と

入り混じった今の方がよほどひどい現実(リアル)

描いた夢という名の嘘に

つまずいて立ち上がれない



空っぽのままの手のひらに

何を乗せたらいいのかさえ

思いつけなくなる自分に呆然とする

疲れ切って座り込むけど

そこにある冷たい床は

いつまでも温まってさえくれないみたいだ



いつか見た夢の残照が

床の上に砕けた硝子みたいに煌めいてる

集めても集めても

掌をすり抜ける幻のようで

泣いて泣きじゃくっても

ただの夢と醒める

朝日がただ冷たくて



夢の中でだけ私は自由に

どこへでも行ってやりたいことをするの

夢の中でだけ私は自由に

泣いて笑って誰かを愛する

そんな自由を自分に許すの

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