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「健翔?」
「ん?」
「ちゃんと話したのか?」
「話したよ。大丈夫。」
「ならいいけど、最近元気なくね?」
「大丈夫。無理はしてねーし。でも、休みはちょっと欲しいよな(苦笑)」
「そうだな(笑)あっち行って、充電出来たらいいんだけど。休みもらう?家族いるんだし会ってくれば?」
「俺だけそんなこと出来ないし(笑)でも、スティーブのとこいるしさ。会うことはあるんじゃないかな。連れてきそう(笑)」
「(苦笑)だな」
見るからに、健翔は元気がないような気がした。
まぁ、仕事は忙しいしレコーディングもやらなきゃいけないし、それに加えて伊織ちゃんのこと気にかけてるから、気苦労が絶えないだろう。
休憩中に、健翔と将暉が入れ替わり入ってきた。
「啓威君。最近、伊織ちゃん見かけないって言ってましたよ?」
「誰が?」
「マネージャーです。デリバリーしてもらってるじゃないっすか。今週入ってから、毎日行ってるのにいる気配がないって。」
「そうなんだ。全然行けてねーから、弥眞斗くん達とも話してねーな。」
「健翔さん?伊織ちゃん。カフェ出てないんすか?」
「ん?」
健翔が戻ってきて、将暉は質問した。
さっき、マネージャーから聞いた話を再度伝えると。
「あぁ。なんかね。1ヶ月休みもらったんだって(苦笑)」
【えっ?】
「弥眞斗くんも太っ腹だよね。駄目なら駄目って言ってくれたらいいのに。まぁ、時期的に大丈夫って、了解もらったらしいから。」
俺らもそれぐらい休み欲しいよな~ってつぶやいた。
二人は、何も言えなかった。
健翔が、何に追い込まれてるのか分からなかったから。
「将暉。マネージャーに相談してみようぜ」
「何を?」
「俺らもやっぱ欲しいじゃん。あっちにずっと仕事行くのももちろんいいけど、健翔も結構来てると思うんだ。折角、あっちに行くんだしさ。」
「そうっすね。2、3日でも出来れば違いますもんね」
「まだ、事務所変わったわけじゃねーし。少しは無理聞いてくれそうじゃん(苦笑)」
「相談してみましょ」
出発の3日前だった。




