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Sterne【改稿&更新中】  作者: 嵯峨野 樹悠
858/1205

876

お時間が許す限り、続きをどうぞ。


登場人物はこちらから

https://ncode.syosetu.com/n9826hu/1/


読み終わりましたら、【いいね】【☆】などの評価もお願いします<(_ _)>

「健翔?」


「ん?」


「ちゃんと話したのか?」


「話したよ。大丈夫。」


「ならいいけど、最近元気なくね?」


「大丈夫。無理はしてねーし。でも、休みはちょっと欲しいよな(苦笑)」


「そうだな(笑)あっち行って、充電出来たらいいんだけど。休みもらう?家族いるんだし会ってくれば?」


「俺だけそんなこと出来ないし(笑)でも、スティーブのとこいるしさ。会うことはあるんじゃないかな。連れてきそう(笑)」


「(苦笑)だな」

見るからに、健翔は元気がないような気がした。


まぁ、仕事は忙しいしレコーディングもやらなきゃいけないし、それに加えて伊織ちゃんのこと気にかけてるから、気苦労が絶えないだろう。


休憩中に、健翔と将暉が入れ替わり入ってきた。

「啓威君。最近、伊織ちゃん見かけないって言ってましたよ?」


「誰が?」


「マネージャーです。デリバリーしてもらってるじゃないっすか。今週入ってから、毎日行ってるのにいる気配がないって。」


「そうなんだ。全然行けてねーから、弥眞斗くん達とも話してねーな。」


「健翔さん?伊織ちゃん。カフェ出てないんすか?」


「ん?」

健翔が戻ってきて、将暉は質問した。



さっき、マネージャーから聞いた話を再度伝えると。

「あぁ。なんかね。1ヶ月休みもらったんだって(苦笑)」


【えっ?】


「弥眞斗くんも太っ腹だよね。駄目なら駄目って言ってくれたらいいのに。まぁ、時期的に大丈夫って、了解もらったらしいから。」

俺らもそれぐらい休み欲しいよな~ってつぶやいた。


二人は、何も言えなかった。

健翔が、何に追い込まれてるのか分からなかったから。


「将暉。マネージャーに相談してみようぜ」


「何を?」


「俺らもやっぱ欲しいじゃん。あっちにずっと仕事行くのももちろんいいけど、健翔も結構来てると思うんだ。折角、あっちに行くんだしさ。」


「そうっすね。2、3日でも出来れば違いますもんね」


「まだ、事務所変わったわけじゃねーし。少しは無理聞いてくれそうじゃん(苦笑)」


「相談してみましょ」

出発の3日前だった。

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