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「そろそろ終わるか。今日は、伊織ちゃんの誕生会だっけ?(笑)」
「はい(笑)俺は行く予定じゃなかったんですけど、誘ってくれて」
「そっか。じゃぁ、悪いんだけどさ。俺の分も渡しておいてくれない??」
「いいですけど」
「よろしく。また時間出来たら会おうって伝えておいてな」
そうして、露維さんと別れた。
「ん?メール??」
見ると、伊織だった。
「今日したんだ。これはこれで似合うじゃん」
あえて返事はせず、行ったら言ってやろうって思った。
「そろそろ、終わろっか。」
「匠彌君達に会うのも久しぶりだね」
「ですね~盛り上がるのかな??みんなとこういうのは初めてかも」
「そうだっけ。もうずっと長くいる感じだったけど(笑)まぁ、行くって言っても、忘年会とかが多いからね。めったにしないんだけど」
3人は片付けると、その場所に向かった。
『ここだよ』
「いい感じのお店だね~」
『伊織もそんなに来たことないんだけど、今のお気に入りのお店なんだ』
そう言うと、中に入った。
「いらっしゃいませ。伊織ちゃん。一番乗りだね」
『こんばんわ。まだ誰も来てないの?』
「もうすぐ樹も来るんじゃない?」
『じゃぁ、4人で待ってる』
「了解。髪型変えたんだね。似合ってるよ」
『ありがと。二人にやってもらったんだ』
少し話すると、伊織は3人連れて部屋へ向かった。
「伊織ちゃん。さっきの人は誰?」
『ん~店長さん?』
「分かんないんだ(笑)」
『ここね。樹がバイトしてたとこなんだって。その時の先輩って言ってた』
「そうなんだ。でも、もうバイトはしてないんじゃないの?」
『いつも行くとこっておとなっぽいとこだから、こういう感じのとこ来てみたくって聞いたら、連れてきてくれたんだ。ここは個室だけど、もっとオープンなとこもあるんだよ』
「へぇ~確かに。俺らは行かないとこだな~」
『まだ、2回しか来たことないんだけどね(笑)ご飯も美味しいし落ち着けるから』
「そうなんだ。じゃぁ、伊織ちゃん誘うことあったら、こういうとこにしよ」
【(笑)】
しばらく待ってると
「こんばんわ」
『こんばんわ。来てくれてありがとう』
「お疲れ様です」
「あっ。伊織ちゃん~~髪型変わった~~」
『さっき、たーくんと碧くんにやってもらったんだよ』
「そうなの??似合うじゃない~」
『良かった。伊織も気に入ってるんだ』
「雰囲気変わったね~」
『かな??自分ではよく分かんない(笑)』
「写真見比べたら、きっと分かるんじゃないかな。今度見てみたら?」
「樹は?」
『まだ来てない。聞いてみる?』
「いいよ。仕事なんじゃないの?」
『露維ちゃんと会うって言ってた』
「約束の時間までは、少しあるし待っとこ」




