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とりあえず、伊織を一人にさせれないと思い、3人は伊織と一緒にいた。
「伊織?健翔戻ってくるんだろ?」
++++++多分。でも、しばらく3人には会わないって言った++++++
「なんで・・・」
分かりきってるのに、樹は聞いてしまった。
「ごめん。」
++++++カフェでは普通に接するよ。やっくん達にバレたくないから++++++
「そうなんだ」
すると伊織は何やら書き始めた。
++++++明日。やっくんと会う約束してる。伊織のこと話そうと思う。Dunkelheitってことは言わないけど、向こうで仕事してたことだけ話そうと思う。++++++
「それで、明日予定あるって言ったんだ?」
そういうとうなづく伊織。
「分かった。でも、この状態のことも話さなきゃいけないだろ?」
++++++それは、樹と行く予定だったから++++++
「(苦笑)もともと、3人でご飯食べにって予定してたんです。まぁ、何かしら言うのかな~っていうのは薄々(苦笑)」
「樹が一緒なら安心」
++++++二人はどうするの?++++++
「俺らも予定入れたから大丈夫。終わったら連絡くれよ。合わせて帰るから」
++++++分かった。そうだ。樹?Dunkelheitのサイト見た?++++++
「いや、見てない」
++++++見てみてよ++++++
「なんで?」
++++++いいから++++++
伊織に促されて、持ってきていたパソコンで見てみると
「えっ?これ」
樹は、見て驚いた。
「あれから、すぐアップされてたはず(笑)スッゲー噂になってたよ。ネットで。」
「まじで??」
「(笑)あの時、何に使うかって言わなかったからな。樹も含めて、匠彌達も知らねーよ。まぁ、このサイト見れば気がつくと思うけどな」
「なるほど」
「そして、ある時期からカウントダウンされてたんだ」
「カウントダウン?」
「健翔に聞いてみな。知ってると思うよ。」
「カウントダウンの最終は??」
「あっちの時間の昨日(笑)」
「昨日??伊織の?」
「まぁ、完全復活じゃねーけど。カウントダウンが0になった時、アルバムが発売になる仕掛けね(笑)今回は、WEBだけしか買えねーの」
「へぇ~」
++++++伊織も、一緒に考えたよ。いつも、演奏するだけで精一杯だったから、こういうの一緒にやったことなかったけど、楽しかった++++++
「そうなんだ。こんなことしてるの全く知らなかった。でも、良かったな」
そういうと、伊織は微笑んだ。
「はい。これ」
そう言って、良騎が樹に手渡した。
「これは?」
封筒を渡された。
中を見ると
「これ、CD化されてないんじゃ?」
「そうだよ。これは、特別に作られたものなんだ。」
それは、Dunkelheitのアルバムだった。
表は、通常のジャケットだったが裏を見ると、それは前にみんなと撮ったあの写真だった。
「この写真、使ったらまずいんじゃ?」
++++++この写真を撮って欲しいって、依頼したのは伊織。公には出来ないけど、これぐらいなら大丈夫。これを持ってるのは、Dunkelheitと紘さんと緋依絽ちゃんと楓さんだけだから++++++
「俺、もらっていいの?」
++++++樹にもらって欲しいの++++++
樹は、二人を見るとうなづいてくれた。




