065
『ねぇ。将くん。ちょっとだけっ。』
「ダメだよ。伊織ちゃん。まだ飲めないっしょ?」
『もう、大人だもんっ』
「飲んでみたい気持ちは分かるけど。俺、後が怖い(苦笑)」
『健翔?』
「健翔君もだけど、みんな怖そうじゃん(´・ω・`)」
『みんなばっかりずるいっ』
「ずるいって言われても・・・」
『!(たー君に言ってみよ)』
伊織は、ちょっとだけ背伸びがしたかったのか、将暉と喋ってると飲んでるのを少し頂戴って言い出した。
将暉は、あげれない理由もちゃんとあったし、何よりも今いるメンバーにばれたらと思うと怖かった(苦笑)
二人で話してるのが気になったのか、匠彌は二人のそばに行く。
「二人でこそこそしてるの?」
突然、現れた匠彌に驚いていた。
「うわっ。な、なんでもないよね?伊織ちゃん」
『たー君。お願いがあるんだけど』
「駄目だったら」
将暉は止めに入ろうとするが
「??なーに?」
『飲んでるのちょっと頂戴?』
「(苦笑)なんだ。そんなこと?」
「た、たくみ君?」
『くれるの?』
「ちょっと待ってて」
『うん』
しばらくして、戻ってきた匠彌。
「はいっ。」
『ありがと』
「・・・」
そう言って、飲んだ伊織は
『たー君?』
「ん?」
『伊織が飲みたかったのこれじゃない』
「俺が今飲んでるやつでしょ?」
『うん。』
「それ飲んでた(笑)」
『嘘つきっ』
「(笑)ほんとだよ。ちょっと飲みすぎたから、休憩してたし。それ飲んでたんだもん。だから、ちょっと飲みたいっていうから、おすそわけ。」
「ほっ」
将暉は、お酒じゃないと知ってホッとした。
「それに、伊織ちゃん。俺だったら、もらえると思ったでしょう?(笑)」
『(´・ω・`)なんで分かったの?』
「あっちにいる人達は、絶対無理って思ったから(笑)直感??」
『(´・ω・`)あぁ・・』
「伊織ちゃんの飲んでみたい気持ちも分かるけどね。でも駄目だよ。いくら俺でもあげれないし。」
『だって、みんなばっかりずるいもん』
「伊織ちゃんのこと思って言ってるんだよ。みんなも俺も。分かるよね?」
『(´・ω・`)うん』
「じゃぁ、約束しよう?」
『何?』
「伊織ちゃんが、飲めるようになったら。このメンバーで飲もう?絶対集まろう?ね?」
『分かった。約束だよ?』
「うん。約束。」
『将くんも』
「うんっ」
3人で指きりした。
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