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翌日
「伊織。ちょっとおいで?」
『パパ?』
朝、パパに呼ばれて話をしていた。
「昨日ね。大樹君と良騎君が言ってたよ。今日は思い切り楽しんで欲しいって」
『そうなんだ。ステージ立てるの?』
「詳しいことは聞いてない。今日行ったら教えてくれるんじゃないかな?」
『分かった。パパ?』
「ん?」
『怒ってる?』
「なんで?」
『みんなの言うことちゃんと守ってないから(苦笑)』
「分かってるんだろ?」
『うん』
「ちゃんと分かってるなら、俺は何も言わないよ。だけど、無理して故障してからじゃ遅いんだからな?今日は、パパ達も後ろから見てるからね。楽しみだよ。久しぶりに見れるし。初めて、健翔の演奏も見るし」
『伊織も楽しみ♪』
「まさか、一緒にやるとはな(笑)パパもママも嬉しいよ」
『ふふっ。怖いのと楽しみが入り交じってるんだけど。でも、健翔の初ライブは成功して欲しいから頑張るね♪』
2~3つ、パパと約束してママにメイクしてもらい行った。
「やっぱり、パパさんの言うことは守るんっすね(苦笑)」
「みんながどんなに言っても無茶するのに(苦笑)」
「二人とも悪いね(笑)まぁ、俺の言うことも聞くか分かんないけどね?」
「やっぱり、親の言うことは絶対って思えるから、守るんじゃないっすか?」
メイクが終わって、現れると今日はまた違う感じになっていた。
「何か子供っぽい(笑)」
『言われると思った(´・ω・`)』
「いつも大人っぽい感じにしてるからね(苦笑)たまには正反対もいいかなって。その方がばれないわよ」
そんなに昨日と一昨日と変わってはいないのに、幼く見えた(笑)
「いっそのことさ、年齢下げて弾けてみたら?」
『どれぐらい?』
「そうだな。この感じなら、15歳で行けそう(苦笑)」
『いいよ』
「まじ?怒るかと思った(笑)」
『(笑)』
「さて、そろそろ行こっか。スー」
「呼び方も変わるんっすね(笑)」
「長いしね」
二人は、みんなの待つホテルへ行った。
「やっぱり、入れないなぁ(苦笑)」
見送った後、その場から動けない樹だった。
結局、本当に見守ってることぐらいしか出来ていないんだと、痛感させられた樹だった。




