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『律さんは、いつぶり?』
「引越ししてからだから、ずっと会ってないわね。和さんは、パパさんと喋ったって言ってたけど」
『伊織もこっち来てから、一度も会ってないんだ。話とかはしたけど』
「そうなんだ(笑)でも、嬉しいでしょ?」
『いつも忙しいし、こうやって来てくれるのはすごく嬉しい』
「俺、居なくても良かったんじゃね?(苦笑)」
二人が話してると、間に入れなかった(笑)
「駄目よ。こんなに大きくなりましたって言わなきゃ(笑)」
「いつでも会えるじゃん。しばらくいるんでしょ?」
『伊織が会って欲しいの』
伊織がお願いすると何も言えなくなるのか
「しょうがないなぁ」
「(笑)」
『あ、着いたみたい。』
入国手続きをして、ようやく出てきた二人。
『パパ、ママ』
「久しぶり。」
「伊織ちゃん。迎えにきてくれてありがとう」
『パパ、ママ。律さんが一緒に来てくれたよ』
「久しぶり。二人とも変わらないね(笑)ここで話するのもなんだし、うちに帰りましょ。和さんも帰ってくるし」
「やっぱり、居なくてもいいじゃん(苦笑)」
と、ひとり取り残された樹。
「樹君?」
「あ、はい。お久しぶりです」
「かっこよくなったね。昔の面影ないかなって思ったけどあるし(笑)色々ありがとね。」
「いえ(照)」
『あれ~樹、顔が赤いよ?どしたの?』
「な、何でもねーよ。いくぞっ。」
と、樹は一人で行ってしまった。
『ちょっと、待ってよ~』
伊織は、後ろを追っかけていった。
「昔のまんまね(笑)」
「いらっしゃい。待ってたよ。」
『和さん。帰ってたの?』
「そりゃ、久しぶりに帰ってくるって聞いたら、居ても経ってもられなくて(笑)」
『伊織も、すごい嬉しい♪』
伊織は、終始ニコニコしていた。
明日のことなんて微塵も見せずに。
「いつまでこっちに?」
「ずっと、長い休み取ってなかったしね。2週間ぐらいはこっちにいようと思って。」
『そうなの?』
「あぁ。」
「何?伊織聞いてなかったんだ?」
『そんなに長く居られないかな~って言ってたから。』
「久しぶりに家族で過ごしたいもの。健翔君は忙しいのかしら?」
『どうかな?ライブが終わったら、少し休みがあるって言ってたと思うけど』
「ん?健翔君には来るって言ってないの?」
『きっと来れないって思ってるから、健翔からは来て欲しいって言ってなかったみたい。やっぱり、最初って1回しかないし、見て欲しかったんだ。でね、驚かせてあげようと思って。終わってから会わせるんだ』
「そう。じゃぁ、俺らと見る?」
「そうだね。伊織は、一緒には見ないだろ?」
『(笑)うん。ごめんなさい』
「伊織が決めたなら、俺らは何も言わない。でも、悔いのないように頑張りなさい」
『ありがと。』
「伊織?あの話」
『今回のことは、伊織からちゃんと言ったよ。パパもママも全部知ってる。』
「樹君には、色々助けてもらってたみたいで、ほんとありがとね。」
「俺は何も・・・」
久しぶりに会ったから、気が付けば夜も更けていた。
「伊織?早く休んだ方がいいんじゃねーの?」
『うん』
「(笑)明日は、大樹君と良騎君が迎えに来てくれるんだろ?」
『それまでは時間があるよ。お昼ぐらいかな?』
「分かった。お休み」
『おやすみなさい』
樹も一緒に部屋に戻っていった。
『樹もみんなと居たらいいのに(苦笑)』
「今日は、もう疲れたからな。」
『舞台の練習忙しいんだね。ごめんね?誘って』
「いいよ。付いてっただけだし。でも、良かったな。帰ってきてくれて」
『うん』
少し話して、俺らはそれぞれの部屋に行った。




