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Sterne【改稿&更新中】  作者: 嵯峨野 樹悠
430/1205

448

お時間が許す限り、続きをどうぞ。


登場人物はこちらから

https://ncode.syosetu.com/n9826hu/1/


読み終わりましたら、【いいね】【☆】などの評価もお願いします<(_ _)>

『ここが、IORIんちだよ。』


「お邪魔します。」


『すぐに見る?ちょっと休む?来てから、ゆっくり休んでないもんね(笑)』


「そうだな。あんまりゆっくり出来る時間はないけど、さすがに時差が辛いな(苦笑)久しぶりに海外へ出たしね」


『じゃぁ、ちょっと待っててね』

そう言うと、伊織はキッチンの方へ行ってしまった。


しばらくすると、伊織は戻ってきた。

『STIVE。口に合うか分からないけどどうぞ』


「これは、IORIが作ったの?」


『こっちに戻ってきて、カフェでお仕事するようになって、作るようになったんだよ』


「IORIにこういうのしてもらうのは、初めてだね(笑)」


『DAIKIやRYOKIが来た時も、そう言われた。』



しばし、休憩を取った後

「IORI。ごちそうさま。そろそろ見ようか」


『うん』


「IORIは、見るのやめとく?」


『大丈夫だよ(苦笑)実際にライブは見ちゃってるし。』


「そうなんだ。でも、IORIは気がついてる?」


『ん?』


「辛そうな顔してるよ。やっぱり、一緒にやるのは無理かな(苦笑)」


『大丈夫だよ?』


「IORI。自分に嘘付いちゃ駄目だよ。みんなの前でも無理してるんじゃない?」


『そんなことない』


「相変わらず、嘘つくのは下手だね(苦笑)ほら、おいで。」

伊織は、素直にスティーブのそばに行った。


『なんで、STIVEにはすくバレちゃうんだろうね。皆には、バレてないこともいっぱいあるのに(苦笑)』


「(笑)みんなも気がついてると思うよ。」


『ほんと?』


「全部ではないと思うけど。そうだな。DAIKIとRYOKIは気がついてるだろうね。」


『上手く隠してると思ったんだけどな(苦笑)』


「(笑)みんな、IORIことが好きだからだよ。IORIのこと、子供だからって思ってるんじゃないよ。」


『うん』


「仲間であり、友人であり。家族でもあるんだ。だから、IORIのことも、IORIだけじゃなくて、みんなそれぞれのことを気にかけてるんだ。IORIが、そうであるようにね」


『IORIが、まだまだ子供なのかな(苦笑)』


「俺から見れば、親子ぐらい離れてるしね(笑)でも、仲間でもあるよ。同志でもある。」


『ほんと?』


「だから、IORIと一緒に何かしたいって思ってたんだ。でも、俺が故障しちゃって出来なくなった。」


『そうだ。STIVE。ライブ大丈夫なの?』


「1本の時間が短いから、なんとかなると思うよ(笑)これで本当に駄目になったとしても後悔はしない。」


『駄目だよ。向こうで待ってる人が、いっぱいいるんだよ?』


「(笑)優しいね。IORIは。」


『だって、STIVEにはもっとやってて欲しいんだもん。IORI、STIVEの演奏してるの見るの大好きだから』

そういった伊織を見ると泣いていた。


「ありがとう。IORIにそう言ってもらって俺も嬉しいよ。出来れば故障はしたくないけどね」


『STIVEから連絡が来てから、IORIはずっと考えてた』

伊織は、自分が考えていたことをスティーブに話した。


「それは、かなり大変じゃない?」


『やったことないから、なんとも言えないけど。STIVEとだったら、出来そうな気がするんだ』


「分かった。やってみよう。それを頭において見てみようか。」


『うん』

そう言って、二人は映像を見始めた。

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