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『ここが、IORIんちだよ。』
「お邪魔します。」
『すぐに見る?ちょっと休む?来てから、ゆっくり休んでないもんね(笑)』
「そうだな。あんまりゆっくり出来る時間はないけど、さすがに時差が辛いな(苦笑)久しぶりに海外へ出たしね」
『じゃぁ、ちょっと待っててね』
そう言うと、伊織はキッチンの方へ行ってしまった。
しばらくすると、伊織は戻ってきた。
『STIVE。口に合うか分からないけどどうぞ』
「これは、IORIが作ったの?」
『こっちに戻ってきて、カフェでお仕事するようになって、作るようになったんだよ』
「IORIにこういうのしてもらうのは、初めてだね(笑)」
『DAIKIやRYOKIが来た時も、そう言われた。』
しばし、休憩を取った後
「IORI。ごちそうさま。そろそろ見ようか」
『うん』
「IORIは、見るのやめとく?」
『大丈夫だよ(苦笑)実際にライブは見ちゃってるし。』
「そうなんだ。でも、IORIは気がついてる?」
『ん?』
「辛そうな顔してるよ。やっぱり、一緒にやるのは無理かな(苦笑)」
『大丈夫だよ?』
「IORI。自分に嘘付いちゃ駄目だよ。みんなの前でも無理してるんじゃない?」
『そんなことない』
「相変わらず、嘘つくのは下手だね(苦笑)ほら、おいで。」
伊織は、素直にスティーブのそばに行った。
『なんで、STIVEにはすくバレちゃうんだろうね。皆には、バレてないこともいっぱいあるのに(苦笑)』
「(笑)みんなも気がついてると思うよ。」
『ほんと?』
「全部ではないと思うけど。そうだな。DAIKIとRYOKIは気がついてるだろうね。」
『上手く隠してると思ったんだけどな(苦笑)』
「(笑)みんな、IORIことが好きだからだよ。IORIのこと、子供だからって思ってるんじゃないよ。」
『うん』
「仲間であり、友人であり。家族でもあるんだ。だから、IORIのことも、IORIだけじゃなくて、みんなそれぞれのことを気にかけてるんだ。IORIが、そうであるようにね」
『IORIが、まだまだ子供なのかな(苦笑)』
「俺から見れば、親子ぐらい離れてるしね(笑)でも、仲間でもあるよ。同志でもある。」
『ほんと?』
「だから、IORIと一緒に何かしたいって思ってたんだ。でも、俺が故障しちゃって出来なくなった。」
『そうだ。STIVE。ライブ大丈夫なの?』
「1本の時間が短いから、なんとかなると思うよ(笑)これで本当に駄目になったとしても後悔はしない。」
『駄目だよ。向こうで待ってる人が、いっぱいいるんだよ?』
「(笑)優しいね。IORIは。」
『だって、STIVEにはもっとやってて欲しいんだもん。IORI、STIVEの演奏してるの見るの大好きだから』
そういった伊織を見ると泣いていた。
「ありがとう。IORIにそう言ってもらって俺も嬉しいよ。出来れば故障はしたくないけどね」
『STIVEから連絡が来てから、IORIはずっと考えてた』
伊織は、自分が考えていたことをスティーブに話した。
「それは、かなり大変じゃない?」
『やったことないから、なんとも言えないけど。STIVEとだったら、出来そうな気がするんだ』
「分かった。やってみよう。それを頭において見てみようか。」
『うん』
そう言って、二人は映像を見始めた。




