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「伊織。俺ら、行けそうにないよ(笑)」
久しぶりに、大樹と良騎と話していた。
『そうなの?』
「こっちの仕事が立て込んでてさ。スケジュールが押してるんだって。俺らは、待ってるだけなんだけどね」
『そっかぁ。健翔達もすっごい楽しみにしてたんだけど』
「俺らも、すっげー楽しみだった。だけどさ、彼らは呼んであげなよ。初めて見るんだろ?」
『そうだね。ずっと日本に帰ってないから』
「もう、話してるんでしょ?」
『1週間ぐらい休み出来そうだからって。来てくれるって。』
「良かったじゃん。たまには、家族水入らずで過ごすのもいいよ」
『うん。あとね』
【ん?】
伊織は、言おうかどうしようか迷ったけれど二人には話したんだ。
「いいじゃん。喜んでくれたんじゃない?」
『来てくれるって言ってくれた』
3人でしばらく話した。
あれから、こうやって話するようになった。
あの時の話はしなかったけれど、二人はすでに知っていた。
「やっぱり、話してくれなかったな(苦笑)」
「きっと、口に出すのも怖いんだと思う」
「樹には、ちゃんと言ったみたいだから、良かったけど。」
やっぱり、伊織のことが気になる二人だった。
「きっと。伊織は誰にも話さないかもしれないから」
と、前置きしてメールをしていた。
ツアー最終日まで、2週間ほど間があいていた。
その時、起こってはいけないことが起こってしまった。




