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Sterne【改稿&更新中】  作者: 嵯峨野 樹悠
410/1205

428

お時間が許す限り、続きをどうぞ。


登場人物はこちらから

https://ncode.syosetu.com/n9826hu/1/


読み終わりましたら、【いいね】【☆】などの評価もお願いします<(_ _)>

弥眞斗は、待ち合わせ場所に向かった。

「俺が言ったのに、遅くなってすいません。」


「いやいや。ごめんね~気を遣わせてしまって、個室にしてもらっちゃって。」


「いえ(苦笑)」

ただ、話すだけなら個室じゃなくても良かった。

伊織ちゃんのこと話すから、周りに聞かれたくなかった。


「チケット取れたんっすね(笑)スタッフさんとかに聞くと、なかなか取れなくて問い合わせが多いって聞いてたんです。」


「人気すごいっすもんね」


「まぁ、デビューしたばっかりだからじゃないっすかね(笑)」


「謙遜っすね(笑)雫玖が頑張って取ってましたよ。FCも入ってたみたいですけど」


「嬉しいっすね。身近にいるとなんかめっちゃ頑張れる(笑)」


「一番のファンは、伊織ちゃんでしょ(笑)」


「だといいんだけどね(笑)」


「(笑)ところで、俺と雫玖一番後ろにいたのに良く分かりましたね。」


「結構、前よりも後ろの方が、よく見えたりするんっすよ(笑)弥眞斗君も雫玖ちゃんも、背が高いからね」


「そうなんだ。でも、初めて行ったけど、色々新鮮だった。ライブも良かったし。」


「嬉しいねー。初めて見てくれる人にそう言ってもらえるのが、一番嬉しいかも。」

と、終始にこやかに喋っていた健翔と弥眞斗。


いつ喋ろうか様子を伺っていたが、意を決して話すことにした。

「健翔さん。お話しないといけないことがあります。」


「うん?」


「今から話すことは、ここだけの話にして欲しいんです。」

健翔は、よく分からないという感じの表情をしている。


しかし健翔は、何か察知したのか

「分かった。誰にも言わないですから、教えてもらえますか?」

と、話を促した。


「昨日のライブ。俺と雫玖ともう一人。一緒に行ってたんです。」


「うん」


「伊織ちゃんも」


「えっ?」


「もともと、ライブとは別に3人か匠彌も入れて、4人で旅行出来たらいいねって話してて。そこへ今回のライブのことがあって。じゃぁ、取れたら泊まりで行こうかって。」


「伊織は、そんなこと一言も」


「言わないって言ってました(苦笑)理由はよく分からないんですけど。でも、雫玖だけじゃなくて俺も一緒だし、誰にも言わないわけにはいかなくて。律さんには伝えてました。」


「うん」

健翔は、なぜ見に行くと言わなかったのか何となく分かっていた。


「前日に、電話しましたよね。伊織ちゃんに」


「弥眞斗君と雫玖ちゃんとご飯食べてるって言ってたね」


「あの時、もう現地にいたんです(苦笑)」


「そうなんだ。全然読み取れなかったな」


「飯食ってたのは事実なんで、嘘は言ってないんですけど(苦笑)どうしても、見に行くって言わないからって、伊織ちゃんに念押されてて」


「(苦笑)弥眞斗君。伊織のわがままに付き合ってくれてありがとね。伊織が言いたくない理由、分かってるから気にしないで」


「はい」


少し沈黙が続き

「でも、続きがあって」

弥眞斗は、終わった後の出来事を話した。

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