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3人がホテルに戻って話していた頃、誰にも見られてないと思っていたのに、どうやらファンの人が気がついてみていたのか、スタッフの人に伝わっていた。
「っていうことがあったらしくて」
「分かりました。ありがとうございます。」
マネージャーは、そのことをメンバーに伝えると3人は激怒していた。
「連れの人がすぐ来たみたいで、大事には至らなかったようなんだけど」
「それでも。俺らのライブで、そういうのがあったこと自体が問題だよ」
「今まで付いてくれてたファンは、そうじゃなかったのに」
「その人が、もう来てくれなくなったら悲しいっす」
「教えてくれた人も、そこに居た人達の顔までは分からなかったって。HPに載せるか?」
「それはちょっと待って。その人をより傷つけかねないと思うし。」
「そうだな」
打合せするということで話は終わった。
「そうだ。今日、弥眞斗さんと雫玖さん来てたみたいっす」
と将暉。
【えっ?】
「ちらっとだけど、姿が見えたし」
「そう言えば、頑張ってチケット取るって言ってたっけ。取れなかったら言ってって伝えたんだけど。今日のが取れてたんだ。」
「カフェの休みで来れそうなのって、今日ぐらいだもんな。あとで、メールしとこ」
伊織は、落ち着いてるように見えたけど寝てしまった。
弥眞斗と雫玖は、二人で話していた。
「言い訳にしかならないんだろうけど、あんなに人が入り乱れると思わなかったよ。」
「私も。」
二人で話していると、電話が掛かってきた。
「えっ?なんで?」
とりあえず出てみた。
「はい。」
「こんばんわ。今、いいっすか?」
「えぇ。」
「将暉が、見かけたって聞いたから」
弥眞斗は、言おうかどうしようか迷って今はやめておいた。
「はい(笑)行ってましたよ。後ろの方で見てたし、気づかれないと思ったのに(苦笑)」
「言ってくれれば、楽屋に呼んだのに(苦笑)」
「いやいや」
「あ、ごめん。そろそろ行かなきゃ。今度カフェに行った時にでも」
「はい」
「誰だったの?」
「健翔君。将暉君が、俺ら来てるの見つけたって。楽屋に来てくれればよかったのにって(苦笑)」
「結構、後ろにいたのにね。」
「でも、伊織ちゃんのことは言わなかったから、気がつかなかったのかもしれない。良かったのか悪かったのか」
「そだね」
「雫玖。伊織ちゃんには止められたけど、健翔君に話すよ。何も知らないより、やっぱり健翔君だけは、伝えておいた方がいいと思うし。」
「そうだね。私も」
「いや、俺だけで話すよ。もちろん、雫玖がいたことも、もう知られてるから同じ気持ちだって話す。」
「分かった。明日の夜にでも会った方がいいかな。」
「だね。連絡してみるよ。」
「じゃぁ、また明日ね。おやすみ」




