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登場人物はこちらから
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「そろそろ、始まるね~」
「男の子もいっぱいいるんだね~俺、女の子ばっかりだったらどうしようかと思った(笑)」
『健翔達は演奏するからだと思う。男の人達見てたらそんな感じがするもん(笑)』
「なるほどね~」
『うわっ』
「っと、危ない大丈夫?」
『うん。ごめんなさい』
突然、前のめりになった伊織を受け止めた弥眞斗。
「大丈夫?」
雫玖も心配してそばに来る。
『前に行こうとして、ぶつかっただけだと思う(苦笑)』
「伊織ちゃん。気を付けないと吹っ飛ばされそうだよ(´・ω・`)」
『こういう場所では、こういうのは仕方がないんじゃないかな。大丈夫。ちょっと油断してただけだから。』
「ならいいけど」
『やっくん。ごめんなさい。大丈夫だよ』
支えてもらっていた手を外してもらった。
「暗くなっちゃうだろうし、守りきれないかもしれないから、気を付けてね。伊織ちゃんも雫玖も。」
【うん】
すると、暗転した。
伊織は、申し訳ないと思いながらも、二人から少し離れた。
やっぱり、純粋に見れないから、今日来たことは伝えてないけれど、もしかしたらばれてるのかなと思ったりもするんだ。
健翔には、聞かれたらちゃんと言うつもり。
なんでも話すって約束したから。
Sterneのファンに埋もれてしまって、演奏している姿は見れたり見れなかったりしたけど、演奏はちゃんと聞いていた。
伊織との約束も守ってくれてる。
手を抜かないっていう約束。
当たり前のことなんだけどね(苦笑)
トークはほとんどなかった(苦笑)
たまに、健翔が話すぐらいかな~。
啓威ちゃんはトーク苦手そうだし、将君は喉を休めてる感じ。
あのドラムの人とそう考えた瞬間・・・伊織は笑った。
一度逃げてしまった自分に、意見されるなんて可哀想だもん。
いつか言えるチャンスがあればいいな。
やっぱり、一緒にやって欲しいって思うから。
ライブは、するのも楽しいけれど見るのもすごい楽しかった。
こっちに来てから見てなかったし、日本のライブがどういうものかも始めて見て色々新鮮だった。
向こうとは少し違うみたい。
ライブは、1時間半と少し短かったが、まだデビューしたばかりだし、インディーズの曲は今回はやらなかった。
きっと、インディーズの頃からファンである人には物足りないかもしれないけど、今が大事だから。
それが分かってもらえるかもしれないしね。
アンコールも終わって、最初に決めていた場所へ向かった。




