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Sterne【改稿&更新中】  作者: 嵯峨野 樹悠
251/1205

269

お時間が許す限り、続きをどうぞ。


登場人物はこちらから

https://ncode.syosetu.com/n9826hu/1/


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伊織の元へ来た和臣

「一旦戻ろうな」

伊織の頭を撫で、伊織の顔が見えないようにジャケットを被せて抱えた。


俺は、あっ・・・・と気が付き

「俺が」


「今、二人に頼むのは危ないね(苦笑)これぐらい大丈夫。しっかし軽いな(苦笑)」

智さんが待ってる車に乗り込むと驚いてた。

まぁ、そうだろうな(苦笑)


「智ちゃん。久しぶり(苦笑)」


「お久しぶりです。何かあったんすか?」


「ちょっとね。志貴の家に行ってもらえる?」

そう言って、車を出してもらった。



まさか、そんなことが起こるとも思ってないから。

「志貴?あのことは、話したの?」


「健翔君と樹は知ってますよ。俺から自分で話しました。」


「健翔君。」

樹の親父さんは、話し始めたんだ。

志貴さんとは、大学の先輩後輩という仲で、目指すものは違えどすごく気があっていたらしい。

で、お互いの仕事が決まっても付き合いは続いていた。

そして、この間志貴さんから聞いた話のことも触れたんだ。


「話をしてるなら早いんだけどね。その時見てたの。実は俺なんだ」


「えっ」


「伊織ちゃんとは全く状況も違うけどね。色々あってね。こいつは、外部との接触を絶ったんだよ。俺が、それを断ち切ったんだ。」


「そうだったんですか。それで、伊織のことすごく心配してくれてたんですね」

最近の行動も、段階を踏んでのことだったんだと、ようやく気がついたんだ。


「でも、今思うと俺のやり方は合ってたのか分からないな。結局、樹に助けられてた気がする(苦笑)」


「俺もです」


「樹が何やったのか分からないけど、君らがいなかったら伊織ちゃんは、もっとどうしていいか分からなかったんじゃないの?必要とされてない人なんていないんだから、振り出しに戻ったっていいじゃない。また一からやれば。時間がないなんて誰が決めたの?人によって時間の流れ方は違うんだ。みんな同じじゃないんだよ。」


「和さん。ありがとうございます」

そろそろ着きますからと案内すると。


「この話はここだけの話ね。みんなの前でする話じゃないからな。志貴も健翔君もちゃんとしなさい。伊織ちゃんが目覚めた時、恥ずかしいよ?(笑)」



志貴達がリビングに行くと

「志貴さん。ごめんね。勝手に使わせてもらったわ」


「いえ。ありがとうございます」


律さんは、皆にお茶入れてくれたんだ。

「伊織ちゃんについてあげていいかしら」


「いつ目を覚ましてくれるか分かりませんが。お願い出来ますか?俺も後で行きますから」

律さんは俺の肩を叩き、大丈夫よって言ってくれた。

それだけで心強かった。


律さんの後を、煌と浩がついていった。

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