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Sterne【改稿&更新中】  作者: 嵯峨野 樹悠
185/1205

203

お時間が許す限り、続きをどうぞ。


登場人物はこちらから

https://ncode.syosetu.com/n9826hu/1/


読み終わりましたら、【いいね】【☆】などの評価もお願いします<(_ _)>

「そんな・・・」


「俺達が考えてた予想以上の事、伊織は抱えてたことっすか?」


「結果的にはそうなるね。俺もちゃんとは知らなかった(苦笑)でも、話してくれた人は言ってくれたよ。伊織自身も。俺らも誰も悪いわけじゃないって。だから、誰も攻めちゃいけないし、悩む必要もないってね。ただ、タイミングが悪かっただけだって。」


「伊織が元に戻るのは?」


「頭をぶつけたりしたわけじゃないみたいだから、分からないって。病院でも見てもらったそうなんだけど。先生も分からないらしくって。伊織自身が戻ろうって思ってくれないとな。時間はかかるかもしれない。」


「きっと、俺達は伊織が戻ってくれないと会えないと思う。折角会えたけど、あんな風になっちゃったらさ。」

大樹は、さっきのことを思い出しながら話した。


「そうですね。辛いけど伊織の方がもっと辛いと思うと、無理には会えないっすね。」


「二人とも」


「話してくれてありがとうございます。しばらく、伊織探しやめます。また時期が来たらすることにします。」


「分かった。伊織の状況は、もらえるそうだから何か進展あったら連絡する。」

これ以上、伊織の話をするのは辛かった。

だから、話題変えたんだ。



「そういえば、匠彌君達のことはどうするんです?」

二人にも採用することは話していたから、こうなるのは自然だった。


「明日、最終の確認する。でも、採用とは言っても、すぐには来れないだろうから、しばらくは日本での活動の時に動いてもらう。」


「彼らは、伊織のこと知ってるんですか?」


「匠彌君は知ってるよ。彼がアルバイトしてる所で、伊織も仕事してるから。でも伊織は、彼が美容師のことは知ってるだけど、俺達と会ってることは知らない。逆に、匠彌君に伊織とお前らが繋がってることは、まだ話してない。」


「複雑だなぁ(苦笑)」


「ミカ君は、全く知らないね。俺が偶然見つけたから。でも・・・」


「でも?」


「プライベートで撮った写真に、伊織が写ってた(笑)」


【ぇ?】


「偶然みたい(笑)あんまり人物とか撮らないらしいんだけど。余りにもいい感じだったから撮ったんだって言ってたな。」


「へぇ~見てみたいっすね。」


「見せてくれるんじゃないかな。俺らにも普通に見せてくれたし。」

この一日でいろんなことがありすぎた。

せっかく会えたけど、とりあえず伊織が落ち着くまで待つしかなかった。


早く伊織と会える日を願って。

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