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おかえりなさいませ。
お時間が許す限り、続きをお読みくださいね。
登場人物はこちらから
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『いらっしゃい。久しぶりだね!』
「伊織ちゃーん。久しぶりっ。」
「久しぶり。クリスマスパーティー行けなくてごめんね。」
『仕事優先しなきゃ(笑)サボってきてたら、伊織もう口きかないし(笑)』
「(笑)良かったですね。」
「あぁ(笑)」
『何?』
「秘密♪」
『なんで???あ、今日はもうひとりいるんだ。後で和穂と香帆ちゃんが来てくれるって。』
「そうなの?もう一人って誰?」
『もういるから、紹介するね。』
そう言って、リビングへ行った。
『樹?』
「何?」
呼ばれた樹が、伊織のそばに来た。
『えっと、隣に住んでる樹。』
「柳瀬 樹です。よろしくおねがいします」
「黒薮 啓威です」
「八朔 将暉です。」
挨拶がすむと
「二人とも早かったな。」
「まぁ、片付けっていってもな(笑)」
「家にいなかったしね」
『そっか。伊織は、健翔が帰ってきて助かった(苦笑)高いとこ届かないから』
「確かに(笑)」
『将君ひどっ(苦笑)』
「・・・」
樹は、ずっと考えていた。
啓威ちゃんいや、啓威さんってこんな人だったんだ。
確かに会わなかったな(苦笑)
二人がまだどんな人か分かんないから、観察してみることにした。
とりあえず、伊織が悲しい思いをしなければいいと思った。
今は、自然に振舞ってるから大丈夫だろう。
俺なりに、アンテナ張っておかなきゃいけないだろうけど。
「樹?」
「ん?」
「遠慮しなくていいから。来いよ(苦笑)」
『樹は、伊織の隣ね~』
「あ、うん。」
健ちゃんは、遠慮してるのかと思ったのか俺を呼んだ。
伊織の左右に樹と啓威が座った。
二人を隣に座らせるべきか正直ちょっと悩んだけど、匠彌君が隣りにいても大丈夫そうだったから、多分大丈夫だろう。
「今日は、伊織ちゃん一人で作ったの??」
『えっと、樹ママにレシピだけ教わって作ったの。あ、樹ママって。樹のお母さんなんだよ。料理上手いんだよ。』
「そうなんだ~。じゃぁ、樹君も上手いの?」
「俺は、全く(笑)作れないです。」
啓威は、みんなの話を聞きながら、思っていた。
樹君って、伊織ちゃんと幼馴染なんだ。
聞くところによると、今は学校が休みで戻ってきてるとか。
同い年だからなのかずっと離れていたとはいえ、何か硬い絆で結ばれているような気がした。
ってか、これって嫉妬?いやそもそもそう思うこと自体を思いながら一人、笑ってしまった。




