表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死神の物語  作者: 笠井
8/48

第八話 死神は仕事をする。

  半年後・・・










「はあ・・・はあ・・・・はあ・・・」


 今、私は死にかけている、私たちは死霊の討伐に向かっていた。任務の帰りに死霊の軍団に襲われた。仲間は全員死んだ。今、私もその一人になる。


 死霊の一人が剣を振り上げ、私は目を閉じた。そして、






 ブン!






 振り下ろした。






 ガキィン!!


 金属音がした。私は目を開けると、そこには、


「大丈夫?生きているならじっとしてろ。生き残る確率が上がる。」

 黒い外套を着た目つきの悪い死神がいた。










 神崎 悠志視点。


「さて、敵は・・・リッチ3体、リビング10体、スペクター腐るほど、ね、やけに軍隊じみてんな。何?、戦争でもあんの?」


 俺がそんなことを言ってると、近くにいたリビングが、


「誰だお前?邪魔しやがって。」


 と、言ってきた。半年前の事件のあと、言語を話す死霊は当たり前で、あの叫ぶだけのリッチはごく稀だと知った。


「寄ってたかって女の子を襲うのが面白いのか?」


 軍隊みたいなのに、やってることはチンピラレベルだった。


「まあ、どうでもいい。死神が死霊を見つけたんだ。なら、やることは一つだ。」


 そう言うと、死霊たちは、


「たった一人でなにが出来る!?お前ら!!やっちまおうぜ!!」


 スペクターとリビングたちが一斉に襲いかかった。


「マジでチンピラかよ。まあいいや。」


 俺はそう言って、


「ファーストエッジ・・・展開。」


 そうつぶやき、次の瞬間、






 ザン!






「お前らに・・・死を押し付ける。」


 周りにいた死霊どもを双剣で切り裂いた。


「なんだ!?アイツは!?」


 一人が叫び、


「オイ、アイツもしかして・・・」


 一人は心あたりがあった。


「『刃』(エッジ)だ!!色夢の『刃』だ!!」


 一人が答えを言った瞬間。


 ザン!


「正解」


 笑いながら軍隊の半分を殺していた。


「くそ!!」


 スペクターは特攻をし、リビングは冷静に魔力を撃ちだした。

 俺はそれを、


「ノロい」


 全て避け、


「フィフスエッジ・・・展開。」


 両手に銃を携え、


「おらおらおら!!」


 的確に急所を狙い撃った。


「近づけ!!」


 そう誰かが号令し、


「うおおぉぉぉ!!」


 スペクターの特攻のスピードが上がったが、


ザン!ザン!ザン!


「悪いな。コイツは、近接に強い造りでね。」


 二丁の銃には刃がついていて、それでスペクターたちを切り裂いた。


「フォースエッジ・・・展開。」


 今度は一つの柄に刃を二つ付けたダブルセイバーが握られていた。俺は真上に飛び、


「アグニス!!」


 灼熱の刃にさせ、投げ付けた。


「ぎゃああああああああ!!!!」


 死霊たちは叫びながら焼かれながら死んでいった。


「さて、これでザコは全滅・・・」


 ブン!


 残っていたリッチ達が俺に襲い掛かった。


 だが、


「奇襲したって無駄だ。」


 そんなことは事前に分かってるので跳んで避け、


「セカンドエッジ・・・展開。」


 身の丈ほどの大剣を創り、


 「おらぁ!!」 残ってたリッチを全て切り裂いた。


 「今度こそ、終わり・・・だな。」


 たった半年でよくこんな芸当ができたな。と、いまさら俺は思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ