第二章 主要登場人物
※今回は第二章で登場した人物について、ごく簡単にまとめたものになります。「あー、こんなのいたなー」みたいな感じで読んでいただけるとありがたいです。(勿論、飛ばしていただいても構いません。本編には一切関係ありません。)
《グランセル公爵家》
【アルフォート・グランセル】
グランセル公爵家の三男で、今作の主人公。前世では、神崎奏多として生を受けるが、バスジャックに遭遇し、他の乗客を助けようとして亡くなる。
金髪で青い目をしている美少年。顔は母親に似ており、髪は父親の遺伝。
性格は善良で真面目。しかし、何か興味を持つと好奇心を抑えられないこともある。読書家で家の中にある本はほとんど全て読破してしまうほど。
前世では何かしらの武術を習っていたのか、騎士団のカインに指導するくらいには武術の心得がある。
アリアと長年手紙を交わすうちに、彼女への淡い気持ちが芽生えていたことを自覚した。
【ガンマ・グランセル】
グランセル公爵家の長男で、次期当主。金髪で夕日のように赤い瞳を持つ青年。母は王都に住む正妻。真面目で優しい性格であり、家族への愛情が強い。
属性魔法は、火と風の2属性に適性がある。
【ベル・グランセル】
グランセル公爵家の次男で、宮廷魔術師。銀髪でアルと同じ青い目を持つ青年。母は王都に住む正妻。過去の出来事から少しトゲトゲしい性格だが、アルはとの出会いで変わりつつある。
属性魔法は、火と風、闇の3属性に適性がある。
第3王女の婚約者となるが、ホークスハイム侯爵の策略によって悪評が国中に流れる。
【レオナルド・グランセル公爵】
グランセル公爵家の現当主。容姿はガンマに似ていて、金髪に赤い瞳を持つ。顔は整っており、笑顔は全てを魅了してしまうほどの魅力で溢れている。王室からの覚えもよく、ほとんど王都で仕事をしている。
属性魔法は、火属性だけしか扱えないが、武術はそれなりの心得がある。
その反面で「正義漢」という一面もあり、こと戦に関しては「知将」として名が通っているが裏工作や相手を貶めるような事は決して行わない。
【ミリア・グランセル】
グランセル公爵家の第二婦人。顔の造形は可愛らしく、黒色の髪に黒色の瞳をしている。とても賢く、ガンマも領地経営に困ると意見を求めるほど。
アルが普通の子ではないことにうすうす気が付いているが、自分の子供として変わらぬ愛情を注いでいる。
【ニーナ】
グランセル公爵家の獣人メイド。青色の髪の毛で可愛い耳と尻尾がある。容姿は整っており、アルが最初に見た異世界人。幼くして母を亡くし、公爵家でメイドとして働いてきた。
属性魔法は、風のみ適性がある。
【カイン】
グランセル公爵家の騎士団員。見た目は素朴な感じだが、一部で人気がある(らしい)。アルの指導によってかなりの高い戦闘スキルを擁している。
属性魔法は、何に適性があるかはまだ不明。
今では騎士団の中でもかなりの上位者であり、有事の際には真っ先に指名されるほどにレオナルドやガンマの信頼を受けている。
【アリーナ・グランセル】
ガンマの正妻。可愛らしい容姿と誰に対しても上から発言しない腰の低い女性。元気なロンの世話に明け暮れている。
【ロン・グランセル】
ガンマの長男。アルに懐いている。ガンマの容姿をそのまま受け継いだような外見で、アルの様に強くなることを夢見ている。
【カリーナ・グランセル】
グランセル公爵家正妻。ガンマ、ベルの母親でベルと同じ銀色の髪を持つ。恥ずかしくなると顔を真っ赤にする。
王都の屋敷では使用人に対してレオナルド以上の権力を有している。
【セバス】
グランセル公爵家王都の執事。余裕のある雰囲気や話し方、そしてびしっと決まった礼に品の高さや格式の高さが見て取れる。ベルから信頼を受けている。
【クラン】
グランセル公爵家の補佐役。レオナルドやガンマからの信頼が厚く、調査能力や書類を作る能力に長けており、何かあると二人に頼られる存在。
アルにその能力を見出され、推薦されたことで補佐役に抜擢される。
【シャナ】
王都のグランセル公爵の屋敷で働くメイド。アルによってメイドとしての才能を見出される。これからどのように登場するかは未定だが、それなりに重要な人物となり得るかも?
《王家》
【ユートリウス2世】
アイザック王国の現国王。知能は非常に高く、宰相曰く「何手も先を読む先見性」を持っている。
【宰相】
謎の多い人物。これから登場機会は増えるだろう。
【第3王女】
アイザック王国第3王女。名前は不明。ベルの同級生で幼馴染。ベルの婚約者となった。それ以外は未だ謎の存在。
《サントス公爵家》
【ジンク・サントス公爵】
サントス公爵家の当主。グランセル公爵家ほどの歴史は無いものの、交易関係に絶大なる力を持つ。いまは色々と謎の多い人物。
【アリア・サントス】
サントス公爵家の次女。容姿は整っており、金色の髪にピンク色の目をしている。アルの元婚約者(果たして婚約者といえるのか……)。ルーベルト・オリオールから求婚されている事でアルの本心を知ることが出来た。まだアルの事をあきらめてはいない。
光と闇という珍しい2属性に適性がある。
【アリアの母】
以降登場するかは未定。名前はまだない。
【マリー・サントス】
アリアより優れているらしい姉。妹のことを心配してアルを屋敷に招待するなど、かなりシスコンな一面を持つ。
以降登場するかは未定。
《ホークスハイム侯爵家》
【ゲルノス・ホークスハイム】
ホークスハイム侯爵家の現当主。小太りで怒りっぽい性格。前当主の失敗を挽回すべくあくせくしているが、その反動で息子の教育を怠った。策略を練りベルの悪評を国中に広げたが、最終的にその事が彼の首を絞めることになった。
【ジンクス・ホークスハイム】
ホークスハイム侯爵家の長男。小太りでわがままな性格。第3王女とベルと同学年で、第3王女に好意を持っている。王女には一度公の場で告白して振られている。
王女の婚約者の立場を求めてベルに決闘を申し込む。
【執事】
ホークスハイム家の執事。事あるごとに大声で叱られ、いつも尻拭いをさせられている可哀そうな存在。名前はまだない。
《オリオール伯爵家》
【ルーベルト・オリオール】
お茶会の時にアリアを口説いていたオリオール伯爵家の長男。アリアと同学年で学園に入学している。まだまだ謎に包まれている。
《クロムウェル伯爵家》
【クルーン・クロムウェル】
クロムウェル伯爵家の長男。マリーの誕生会でアリアを口説いていた青年。以降登場するかは未定。
《ビクトル男爵家》
【トーマス・ビクトル】
ビクトル男爵家現当主。影武者を用意するなどかなり用心深い男。アルの事は「脅威」と感じている。アルの提案を聞き、即座に状況を理解するほどに知能は高い。
【ノーラ・ビクトル】
ビクトル男爵家の長女。元気で活発な女の子だが、暗殺者としての能力はかなり高く、自分の運命に絶望していた。アリアとは同級生で、お茶会で知り合う。謎の多い少女。
【ガルベス】
ビクトル男爵家の執事。ノーラのお世話役であり監視役。アルの観察眼や異常さを肌で感じた実力者。暗部長という裏の役職を持つ。
《謎の集団》
【フードを被った男】
暗殺者を送り込んだ謎の組織の男。すべてが謎に包まれている。
【痩せこけた男】
暗殺者を選んだ男。瘦せており小心者。滝のような汗をかいていた。
【翁】
組織の中で一番年上の翁。周囲からは「じい」と呼ばれているらしい。
【からかっていた者】
男か女かもわからない謎の存在。
《無所属》
【サルーノ】
商人。切長の目をしている。お披露目会の時にアルに目をつけられた。優秀な商人であり、アルの賢さにある種恐怖を感じている。
現在は商会の規模をかなり大きくしており、アルの頼み事(依頼)はほとんど全て遂行する。
【カルムン】
王都の大司祭。アルの洗礼を担当した。以降出てくるかは未定。
【ギリス】
アルの家庭教師。『ユリウス冒険譚』を研究していたらしい。以降出てくるかは未定。
「ステータス一覧」として次回はまとめようかと思っております。
年齢や称号に関しては、「第2章終了時のステータス」になります。
レベルやスキル、その他諸々の数値に関しては本編に出ている数値や記述のまま書かせてもらいます。もしかすると、これ以降に出てくるステータスと異なるかもしれませんが、そこに関してはご理解の方よろしくお願いします。