キミなら僕の気持ちが分かるでしょ?
僕の名前は『窪田 文人』歳は36で、仕事は普通のサラリーマン。
毎日、仕事に追われて寝る時間を割いては、仕事漬け。
どんなに働いても出世もせず、給料も上がらず、残業もつかない!
僕は、何のために頑張っているんだろう。
僕より後に入ってきた、後輩の方が待遇が良かったり給料も多く
もらっているという。
___何故なのか、、、?
僕は疑問を抱き、上司にその事を話をしたら、、、?
『何を言ってるんだ窪田! あいつらは、まだ仕事もろくに覚えていないし!
お前の方が優秀だ! しかしな、、、? お前がいてくれるから下の者も!
ちゃんと、仕事を覚えて育ってくれるんだよ! 給料の事は、ちゃんと考えて
おくから! そんな事を言わずに、頑張ってくれないか、、、!』
『・・・あぁ、ははい、』
・・・僕は相変わらず “いい人” なのか、、、?
まんまと、上司にまるめ込まれたみたいだ、、、!
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・・・僕は僕の中に、何やら、、、?
【心のしこり】ができて、仕事に身が入らない!
『どうせ、頑張っても、、、? 給料も上がらないのに、、、!』
・・・そんな不満が、どんどん溜まっていく。
*
そんな時にね、、、?
僕は、以前から気になっていた女の子と少しずつ仲良くなっていったんだ。
彼女の名前は『青柳 美野香』23歳で、僕がよく行く美味しいケーキ屋で
働いている女の子だよ!
___僕は甘党で、お酒が飲めない分! 甘い物好きなんだ。
そんな僕が、このお店のケーキが好きで殆ど毎日通っていたら、、、?
ココのお店で働いている 美野香ちゃんと仲良くなったんだよ。
『いらっしゃいませ~あぁ! また、来てくれたんですか?』
『うん! 今日も、いつものケーキまだ、あるかな、、、?』
『もちろん! 窪田さんの為に、取って置いてますよ!』
『えぇ!? 本当に、ありがとう!』
『いいえ、窪田さん、あのケーキ好きですもんねぇ~!』
『まあね! じゃ、また明日!』
『ありがとうございました! また明日! 待ってますね!』
『うん!』
▽
___僕は、いつしか、、、?
美野香ちゃんの事を好きになってしまったんだよ!
美野香ちゃんの優しい心遣いや優しく僕だけに微笑む笑顔。
何よりも仕事に真面目で、真っ直ぐな眼差しが僕が美野香ちゃんを
好きになった理由だよ。
*
___僕は、気が付けば? 美野香ちゃんが僕の彼女だったら
どんなに嬉しいかと考えるようになったんだ。
僕だけの彼女にしたいと、そう考えるようになったんだよ!
僕はだんだんとケーキ屋さんに行く理由が、好きなケーキを買うためじゃなく!
美野香ちゃんに会いたくて、お店に行くようになったんだ。
『いらっしゃいませ~今日も、窪田さんの好きなケーキ置いてますよ!』
『あぁ、それより! 美野香ちゃんは、休みの日とか? 何してるの、、、?』
『・・・えぇ!?』
『いや~どうしてるのかなと思ってね! 映画のチケットが2枚あるから、、、?
もし良かったらと思って、、、!』
『あぁ! その映画、観たかった映画だ~!』
『じゃ、どうかな、、、?』
『・・・まあ~窪田さんとだったら、、、? いいですよ!』
『えぇ!? ホント?』
『えぇ! いつ行きますか?』
『美野香ちゃんの休みの日でいいよ~!』
『明後日、仕事休みなんで、、、! その日でいいですか?』
『・・・うん!』
『じゃ、これ! 私の連絡先なんで、連絡ください!』
『あぁ! 分かった! またね!』
『じゃあ、また!』
▽
___僕と美野香ちゃんは、二人で映画に行き。
この日から、仲良くなっていったのだけど、、、。
僕が美野香ちゃんと! “キミと付き合いたい!” と言うと、、、?
美野香ちゃんは、僕にこんな事を言ったんだ、、、。
『えぇ!? 私、窪田さんの事! そんな風に見てませんよ!』
『・・・えぇ!? どういう事、、、?』
『“ただの友達として!” 付き合ってただけで、、、。』
『でも、美野香なら、、、? 僕の気持ちが分かるでしょ?』
『えぇ!? ・・・よく分かりませんけど、、、。』
『男は、、、! 好きだから女の子を誘うんだよ! 好きでもない女の子を
誘ったりしないし! てっきり、美野香も僕の事を好きなんだと思っていた
のに、、、!』
『・・・そうなんですか? でも私、【彼氏いますよ!】』
『・・・えぇ!?』
『窪田さんは、、、? 私に彼氏がいるか? 聞かなかったから、、、!』
『・・・そんな!?』
『友達として、一緒にいれないなら? 今後は、もう二人で会わない方が
いいと思いますよ。』
『・・・・・・』
*
___僕は美野香に、そう言われて、、、。
美野香と二人で会う事はなくなったんだ。
それと、、、?
もう、あのお店にも行かなくなったよ!
美野香と顔を合わせるのが、気まずくなったからだ!
___僕はこうして、、、!
また、仕事に専念する事に決めたんだよ!
『いつになったら、、、? 誰が僕の気持ちを分かってくれるのかな?』
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