〇閑話 人物紹介.その7 ―――――――――
※本エピソードは、ここまでに登場した主なキャラクターの紹介です。
主要な登場人物であっても、作中での情報が少なかったり
現時点での紹介が憚られるキャラクターは書いていません。
ここまでのお話をお読みになられた後に見られることを推奨します。
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『ハッジン=スグ』
・性別:男
・年齢:21歳
・T171
・駆け出しなのに危ない事に手を染めて何かと危うい
・リュッグ同様、傭兵業をしている若者。
・しかしまだ駆け出しもいいところで経験や知識が浅く、
傭兵業とは名ばかりの誰でもできる(傭兵じゃなくてもできる)ような
簡単な仕事ばかりこなしている。
・傭兵のザムにも似たお調子者な性格だが、
どちらかといえば虚勢を張ってしまうタイプで、
異性に惹きつけられても手出しできない小心者。
・ローブの男ことバラギを “ 旦那 ” と呼んでおり、
高給で仕事を貰える相手として取引きしている。
・自分の金のためなら誰かが犠牲になろうが一向にかまわず、
ムカウーファの町では魔物ラハスを操作して町人を虐殺しているが、
まったく気にとめていない。
・汚い仕事だろうと高額報酬さえもらえれば
次の瞬間にはその善悪も忘れるほど金欲が深く、善良とは言い難い人物。
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『オババ』
・性別:女
・年齢:81歳
・T139
・初対面だとかなり怪しい老婆に見え、
見た目や態度で勘違いされやすい。
・クサ・イルムの村で村長的な存在として村人から頼りにされている女性。
・村で一番魔法や魔術に長けている人物だが、それでも素人に毛が生えた程度。
・村と村人想いの優しい性格であり、
かつて訪れた旅人から教わった魔法を用いて、
魔物化してしまった村人を守ろうと、外部から認識されないようにしていた。
・高齢と浅学ゆえ、定期的に魔法をかけ直す必要があり、
かなり苦労している。
・リュッグ達が途中で、いきなり村人を認識できたのは、
オババが魔法をかけ直したため。
(村全体にかけるので、かけ直す際に村の中に入っていたリュッグ達は
村人と同じ扱いになっていた)
・ハンム達、軍所属の兵士が取り計らうことで、魔物化した村人を殺させずに
解決方法を模索することになり、肩の荷が少しおりた。
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『ルシュティース』
・性別:女
・年齢:20歳
・T136 B66(C-) W40(UB52) H70
・儚く病弱な少女の如き女性。
・ファルマズィ=ヴァ=ハール王国の友邦、ヴァヴロナ国の貴族家の令嬢。
・生まれつき病弱で、家族に非常に大切にされてきた、
文字通りに深窓の御令嬢であり、髪色から肌まですべてが白に染まっている。
・特にその肌は、純白を通り越して水の青が混じりそうなほど病的な白さ。
・視力も弱く、微かでも日光に当たることを医者から禁じられている。
・そのため、どうしても外出が必要な時は、遮光性が最高に高い黒衣で全身を覆っている。
・シャルーアを弄んだ白人系の貴族男性が、
シャルーアを追い出した後に妻としてスルナ・フィ・アイアに迎えたのが彼女。
・しかし病弱である事を理由に、夫婦の夜の営み等はほとんど行われていない。
・そして単に彼女の実家という後ろ盾を得るためであって、
ルシュティース自身を男が愛しているわけではないという夫の本心を、
彼女は知らない。
・ジューバの町で偶然遭遇したシャルーアと意気投合。
無二の親友になれる相性であったが、二人の手は固く握り結ばれなかった。
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『チャック=マーレン』
・性別:男
・年齢:28歳
・T180
・程よくハンサムな好青年。
・肌の色は白人系だが、
ファルマズィ=ヴァ=ハール出身の父とエウロパ圏出身の母親とのハーフ。
・両親の死後、父親の遺産を受け継ぐためにジューバの町に移り住んだ。
・低級宿のレストランで給仕として働きつつ、将来は料理人を目指して勉強中。
・誠実で明るく正直な性格。
・見た目も嫌味のないハンサムさで、同性・異性双方から好感を得やすい、
人間的にもバランスの良いイケメン。
・お願いされたとはいえ、一時の感情と行きずりで
シャルーアを抱いてしまったことに自己嫌悪を感じている。
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作品補足(用語や世界観の解説等)
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【 クサ・イルム 】
・ファルマズィ=ヴァ=ハール王国の北寄り、
ムカウーファから北方20kmほどにある辺鄙な村。
・立ち寄る者は少なく、のどかで平和。
特産品はバーンミヤ。
【 薬湯 】
・リュッグがシャルーアに煮込ませていたもの。
・一口に薬湯といっても様々だが、今回のモノは “ 魔物除け ” の効能を期待した
薬草類が調合されたものを使用。
・煮込んだ液には意味がなく、立ち上る湯気に効果・効能がある。
【 暗隠の被幕 】
・オババが使用した魔術。
・魔法の範囲内にいる者とそうでない者の間に、強い認識阻害の効果をもたらす。
・ローブの男、バラギが旅人を装ってクサ・イルムに立ち寄った際に教えたもの。
【 ヨゥイ化(魔物化) 】
・普通の人間が、魔物へと変貌してしまう現象。
・理由、条件などは一切が不明で、
世間一般には不治の病の一種のように扱われている。
・滅多に起こることでもなければ、
魔物化が他の人間にも広がるといった例もないため、
そこまで恐れる必要はない。
・だが、発生すると疫病のように怖れられ、
ともすれば発症者を殺害するだけに留まらず、
過去には発症者が出た町や村ごと滅ぼすといった
極端な処置を取るケースもあった。
・現時点で、魔物化した者を元に戻す手立ては不明。
【 メサラマ 】
・クサ・イルムから東へ4km地点にある町。
・総合的に平均的な町で、突出したものはなく安定している。
・またこの国では珍しい、エウロパ圏の建築様式による家屋が多い。
・ギルド支部や軍の情報網中継のための小規模な基地がある。
【 高級宿と低級宿 】
・高級宿は主に、現在でいうところの1泊数万円する本格的な宿で3LDK以上。
・低級宿はワンルームに最低限のベッドのみの1泊1000円レベル。
・ただ、低級宿は低級宿で客をより確保するべく、
レストランや共用の大浴場などの施設サービスを充実させているケースが多い。
・ジューバの町でリュッグ達が泊った低級宿も、
そうした宿泊以外の施設サービスが充実しているところ。




