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第八話 ―――悪ガキ、成敗ッ!!

ブクマ、評価ありがとうございます♪

 「やぁ~い! 捨てられ子!!」

 「お母さんに捨てられた~!」

 「……」


 ほんとぉ、聞いてられねぇなー。

 思わず耳を塞いでしまいたくなるような心ない言葉を投げ掛ける村の子供たちに対し、痩せこけた子供は何一つ表情は変えることなく只村の入口の一点だけを見続け、何も言い返さない。


 「……! 悔しかったら、従獣魔(つかいま)出してみろよ!!」


 その態度が気に入らなかったのか、三人組の中でも一番偉そうな子供が痩せこけた子供の肩を掴もうとしたその時―――。

 ビチャ!!ッと水のような音が弾ける。


 「う、うわぁ!」

 「な、なんだ!?」


 子供たちの体に青いドロドロとした液体が降りかかった。突然降ってきた正体の分からない液体に騒ぐ村の子供たち。

 ――――フフフ、実はこれは俺の仕業で、必殺技の一つでもある。

 今悪ガキたちにかけたのは俺の体の一部――言わば、体液だ。こう、唾をかけるようにぺッ……っと。

 ――――悪ガキ、成敗!

 そう思いながら、悪ガキにたちに俺の体液をピュウ! っと茂みから飛ばし、浴びせてやった。無論、人体等への害はないので安心してくれ。あくまで、懲らしめてやるだけが目的だ。


 「う、うわぁーーん! ベトベトして気持ち悪いよぉ!!」

 「しかも、なんかこれ臭いし!! かあちゃんに怒られる!」

 「お、おぼえてろよな!!」


 半べそをかきながらよくある捨て台詞を吐いて村に逃げて帰っていく悪ガキたち。

 おい、悪ガキ。誰が臭いだって? 俺はちゃんと毎日、体も洗ってるし薬草喰って口臭ケアもしてんぞぉ、ゴラァ。

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本日はこの小説をお読み頂きありがとうございました (*´ω`*) 『評価』『感想』『レビュー』等、頂けると定期的に執筆をする際、大変モチベーションが上がり、作者は踊り狂って喜びます。お時間があればお願いいたします(笑)。
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